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経営者に贈る5つの質問 P.F.ドラッカー|経営ノート
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スッキリ大好き
What is our Mission?
「世のため人のため」私が働いている理由は、この一点を実現するためである。そんな私にとって、ドラッカー師匠の次の一言はすごく納得ができる。
組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。
その通りである。個人的に、組織は世のため人のために動くとも解釈している。そうした組織にはミッションがあり、目的があり、存在理由がある。ミッションは簡潔なものしなければならない。また、大きくとらえなければならない。しかも、直ちに行動に結びつけられなければならない。何より、明確でなければならない。
難しいことをダラダラと説明して、行動に結びつけられないミッションはミッションではない。またミッションは、いかに行うか(How)を表すものではない。何を、なぜ行うか(Why)を表すべきものである。
金のために妥協してはならない
ミッションを成果に結びつけるには、機会と能力と意欲が必要である。
機会 機会となり、問題となるものを見つける。その時は、組織の内からスタートするのではなく、組織の外を見る。
能力 できることに限界があるなかで、どこに力を入れ、成果をあげるかが重要。
意欲 何を成果とし、何を活力の源とするか。
ミッションは常に以下の4つを考え抜かなければならない。
われわれが現在ミッションとしているものは何か?
われわれが直面している問題は何か?
われわれにとって機会は何か?
われわれが現在ミッションとしているものは見直す必要はないか?
場合によっては現在ミッションとしているものを見直す必要があるかもしれない。ただ、重要な警告がある。金のために妥協してはならない。
ミッションが曖昧になり、金のために妥協をして魂を売っている組織は存在する。私利のため私欲のために組織が存在しているようになってしまったら、真の意味で存在理由はなくなる。
最後にこの一文を引用するが、これは常に心にとどめておかなければならない。
金のために妥協してはならない、品位にもとる機会は拒否しなければならない。さもなければ、やがて魂を売ることになる。
Search for large and complex challenges.