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イマジナリーフレンドのデジタル化を目指したい


不要な前置き

「メンヘラこじらせないためにイマジナリーフレンドを作り出したら解離性障害と診断された」みたいな話が、イーロンランドで転がってきた。

ぼくはイマジナリーフレンドを自分の意志で作り出すというのは容易に想像できるし、ぼく自身も行ってきたことだ。精神医学的にこれをどう分析しているのか、その元となる発言者の担当医の意見を聞いたわけではないのでなんとも言えないが、理解が浅いのか簡単にそう診断されてしまうものなのか、疑問に思うところはある。

という前置きで入っておいて何だが、今回ぼくはそういった精神障害についてメインにしたいのではない。ある程度の関連性はあるし、根本にあるのはメンタルヘルスケアではあるが、本題はテックの話だ。

IoTとAIの発展と方向性

昨今の(といってもだいぶ経ったが)SiriやAlexa、Google Home等の音声アシスタントの普及によってだいぶ世界は変わったんじゃないかと思う。ぼくは使わないが。
前に別の記事でも触れたが、高齢者がAlexaに一日中話しかけることによって痴呆のケアだったりに繋がっているというのもあり、一定の成果を出せているのだなと思う。

Homeアプリ的なものと連動させてIoTの有効活用に繋がっているものも一部ではあるだろう。しかし、これわかりにくくないか?というのと、もっとできることがあるだろ?と本気で思っていて、大きな不満がある。

IoTを活用した実験都市の話もだいぶ前に目にしたのだけれど、実際のところどうなっているんだろう。いい話も悪い話も聞かないのだけれど、国や自治体が関わるもので悪い話が聞こえてこないというのは「失敗したってことだな」と思っている。そもそも方向性を間違えているのではないだろうか?

そして昨今、(生成・汎用)AIの開発も進んできている。
だが、そもそも方向性が間違っているのではないだろうか?

もちろん技術の発展は一足飛びにはいかない。急激なシフトはあるけれど。その過程での研究開発は重要だ。無駄になることも多いだろう。

現在の開発は自治体や企業向けであったり、公共のサービスや日常生活で使用する電化製品ひとつひとつに組み込まれる形で進められている。
これ自体が間違いであるとぼくは思う。

個人にフォーカスしたものを開発し、それを使用して有用性を示すことで普及が進んでいくものではないかと思うわけだ。プロモーションにかかる費用がバカでかくなるだろうなと思うので現実的かどうかはアレだけれど、人は具体性のあるものにより注力しやすいので、その方がいいのではないかと。

ぼく個人が望む未来

これも別記事で何度か書いているけれど、理想はPSYCHO-PASSのアレだ。朱ちゃんのまわりでふよふよ浮いてるホログラムのAIコンシェルジュ。あれ。
あれが個々人に最適化された存在として普及し、個人の所有するあらゆるデバイスと繋がってあらゆる面でサポートする。

これはイマジナリーフレンドのデジタル化とも言える。自分だけの、自分を最も理解する存在が個々人にかならずは存在する。これは(あくまで可能性としてだが)乖離性同一障害をはじめとする精神疾患になる可能性を引き下げられたりといった効果が考えられる。
また、医療機関とデータを繋げることでストレス値の計測などから治療の参考データとしても有用だろう。精神疾患以外でも当然有効に使うことができる。

スマートエアコンとかスマート照明とか、そういった製品単位の普及では一般個人が技術の進歩であったりの恩恵を得るイメージはつきにくい。
家族での生活を考えると、現状のシステムでは照明の操作なんかをBluetooth接続で行うとして、どの端末での制御を優先するのかといったことも地味な課題となる。そういった小さな面倒くささがスマート家電なりのIoT機器に存在するのがナンセンスなのではないかと思うわけだ。

っていう、こうなったらいいのになっていうしょうもない妄想である。
IoT系の会社に入ってもみたかったな。今からそれをする気にはなれないけれど。アドバイザーとして非正規臨時で雇ってくれないかな。

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