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高3冬までE判定だった大学に一般試験で合格した話

みなさまいかがお過ごしでしょうか。
miyaです。

寒さが厳しくなり、冬が存在をちらつかせはじめましたね。季節の変わり目には、つい、去年の今頃は何をしていたかなと考えてしまいます。

私の場合は絶賛受験生真っ只中でした。
模試の結果はほとんどE判定、ちょうどこの時期の模試から妥協して書き始めた第五志望の大学だけB判定だったため、この時期は不安と焦りで死にそうになっていました。

そんな私も今では大学生。それも、絶対受からないと周りから言われていた大学に通い、自分の夢を見つけ、最高の仲間に出会い、充実した日々を過ごしている。

そんな奇跡みたいなストーリーを皆様にも少し紹介したいと思います。

【ストレスの雨】

私の通っていた高校は、普通科、特進科、国際科に分かれており、私は普通科の中の選抜クラスに所属していました。選抜クラスは特進科で禁止されている部活動にも参加することができたため、私はダンス部で青春を送っていました。
ダンス部を引退してから数ヶ月後、怒涛の模試ラッシュに押し潰され、私の心はここで限界を迎えます。
クラスよりも部活の友達といることが多かったのですが、部活の友達は推薦で早く大学が決まっており、アルバイトや遊びなど、既に受験解放ライフを満喫していました。

推薦、私も使いたかったです。
選抜クラスは指定校推薦はもちろん、第一志望の大学は一般試験で受けなければならないという謎ルールがあったため、私は、少なくとも第一志望の一般受験が終わるまで受験ライフから解放されませんでした。

これにより部活の友達とは少し距離を置くようになりました。
私は授業が嫌い(高圧的でかなり口の悪い教師が多かったため)で、クラスの人ともうまくやっていた訳ではなかったため、部活の友達と会うことがなくなって以来さらに学校に行くことが辛くなりました。

そして11月、公募推薦を使い滑り止めで受けた大学に落ちました。私の心は完全に壊れました。正直受かると思っていた甘い考えがあったからだと思います。
今思うと本当に馬鹿すぎますが、このショックから勉強に身が入らず、虚無の時間を過ごすことが増えました。その後に受けたもうひとつの滑り止めには合格しましたが、それでもこのショックは続きました。
どうせ私なんて思考に陥り、はあ死にてえ、と弱音を吐き、受験生とは思えないほど怠惰な生活を送っていました。


私は元々PMS(月経前症候群)の症状で悩んでいたのですが、ストレスと比例するようにその症状も悪化し、やがてPMDD(月経前不快気分障害)の症状が酷く見られるようになりました。これは中学の頃も高校受験の際に悩まされたことだったのですが、大学受験の時期が始まってからもやはり症状が出るようになり、鬱っぽくなることも多かったです。

そんな様々なストレスは受験が終わるまで消えることはなく、しつこく私に付き纏い、死にたいという感情を生み出し続けました。ですが、部活での様々な経験のおかげでこのストレスを乗り越えることができたのかなと思います。(部活の経験についてもまた書いていけたらと思います)

【ダメ人間が合格を勝ち取った理由】

公募推薦落ちて心が折れたというくだりから、私がいかにダメな奴かはみなさん分かったかと思います。

そんな人間でも奇跡を起こせました。

合格と知ったときは信じられなくて、自分めっちゃ運良いじゃんとしか思ってませんでした。
後日母に「私は運が良かったからあの大学に合格することができたんだよ」話しました。
すると母は、「でもその運もmiyaのこれまでの積み重ねから生まれたものなんだよ」と話してくれました。

これまでの積み重ね?勉強の?なんの?とこれを聞いたとき疑問に感じたため、私は自分が合格した理由について深く考えてみることにしました。

そこから分かったことは、最後まで諦めず、根拠のない自信を持ってラストスパートを駆け抜けたことが合格の鍵だったのかもしれない、ということです。

私、実は第一志望の大学も不合格だったんです。かなり無茶な志望校だったため、まあそれはそうだよなとその結果は受け入れることができました。
第一志望の大学と同じ時期に受けた第二志望の試験も不合格でした。

問題はここからです。
数週間後にある第二志望大学の最後の試験を受けるか、合格した滑り止めに行くことにし受験から解放されるか、二択を迫られました。
親からは、滑り止めの大学に行って良いんじゃない?と言われましたが、私は第二志望の大学を受験することに決めました。
なぜこの選択をしたかというと、根拠のない自信があったことと、受験しない後悔より、受験した上での後悔の方が良いと思ったからです。
私は昔から根拠のない自信を持って突っ切っていくタイプだったので、その性格がこの決断にも反映されたと思います。

そしてこの決断を下してからは、今までにないほど集中力が増し、人がいなくなった教室で朝から夜まで勉強しました。自由登校となりクラスの人が学校に来なくなったからか、私のストレスは少し軽くなりました。
たった2,3週間でしたが、とにかく過去問に力を入れ、常に自分なら大丈夫という謎の自信を持ちながら勉強に励みました。




……

そんなこんなで第二志望に合格したわけです。
この経験を通し、安西先生の言葉の凄みをはじめて理解することができました。

「諦めたらそこで試合終了だよ」

奇跡を起こすには、最後まで自分を信じてやり抜く力が必要なんだなと思います。


私は今塾でアルバイトをしており、高校3年生や中学3年生の生徒の授業を持つことがあります。
そして彼らには必ず、
自分を信じること
・根拠がなくても良いからとにかく自信を持つこと
・過去の誤ちや模試の結果など思うことたくさんあっても、全部終わるまで後悔の念は持たないこと
・最後まで絶対に諦めないこと

を自分の経験のもとに教えています。



推薦入試が始まってきました。
受験生にとって、辛くて濃くて厳しい冬が、今年もやってきます。
どうか彼らが最後まで自分を信じ、諦めずに闘い抜いてくれることを祈っています。

拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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