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パラレルワールド

これは私が実際に(?)パラレルワールドへ迷い込んだお話。

時は2022年11月23日。祝日。
この日は仲の良い同期2人と天神へお買い物に行く約束をしていた。

1人(以下、Yと呼ぶ)は別の場所に住んでおり、もう1人(以下、Kと呼ぶ)は私と同じ寮に住んでいた。
なので私とKは寮から一緒に行動し、Yとは電車内で合流することにした。

10:34。Kとバスに乗り、最寄り駅まで向かった。
20分ほどで最寄り駅に到着しただろうか。

一緒に改札を通過し、ホームで数分待機して電車に乗り込んだ。

Yの住んでいる場所の最寄り駅は私たちの最寄り駅から3駅先だった。

私たちの最寄り駅を出発してから数分後、Yの最寄り駅に到着した。

そしてYから「前から2両目くらい」というLINEがきた。
電車に乗り込み、そのあたりにいるよという連絡だ。

私たちは最後尾にいたので、前から2両目に移動する。
私とKは目が悪いにも関わらず、メガネもコンタクトもしない2人なので周りをよく見ながら歩いた。

2両目に到着。
周りを見る。
Yはいない。

おかしい。

一応全車両確認したがYはいなかった。
私は「めちゃくちゃ探したけどいないぞ!!」とYへLINEした。

Yから「え、こわ」と返信がきた。
確かに怖い。

違う電車に乗ったのか?
行き先を聞いてみるが一緒である。

Yから「今遠賀川ついたよ」とLINEがきた。
私たちも今着いたところである。
でもこの電車にYはいない。
ますます怖くなってきた。

一旦先頭車両に移動してみる。
その旨をYにも連絡。

Yから「私も全車両見たけど2人おらんかった」「今一番前にきた」とLINEがきた。
どういうことだ。

Kと考えてみるが分からない。

全く同じ電車にも乗っている。
電車の混み具合も一緒。
だけどいるはずのYはいない。

別次元?
これがパラレルワールドってやつなのか?

そんな非科学的なことまで考えていたとき、Kはこう言った。



「これ別の電車が連結されてるんじゃね?」


、、、それだ!!

謎が解けた瞬間だった。

そして先頭車両の車掌室の奥をよく見てみると、やはり他の電車が連結されていた。

なぜこうなってしまったのか。

理由は2つあげられる。
一つめは、私は今まで他の電車が連結されている電車など乗ったことがなかったので、勝手に先頭車両の先には電車はないと思っていたから。
二つめは、車掌室が若干曇っていたので、奥が見づらかったから。

なんにせよ、本当にパラレルワールドへ迷いこんでいなくて安心した。

少し怖い気持ちもあったが、現実離れしたその状況を楽しんでいる自分もいた。

たまにはこんな経験もありかも。

それでは最後に、このnoteをご覧になられている皆さんに一つ忠告して締めましょう。


「電車は連結してるときもあるぞ!!」


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ちなみに、写真は天神の餃子居酒屋「弍の弍」で撮った写真です。
安くて美味しくて最高でした。オススメです。

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