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【酒飲編Vol.46】キルホーマン 100%アイラ 7thリリース

Spec

キルホーマン 100%アイラ 7thリリース
50.0%

評価

美味しさ:6.5/10
お気に入り度:6/10
総評:6/10

ノート

◯香り
炭火焼きの煤のようなスモーク。金属っぽいフルーツが後ろに居る。
◯味
キルホーマンらしい、スッキリとしたシロップのような甘み。濃くは無いが絶妙な旨みが後から来る。穀物系と魚介系半々なダシ感。円い苦味が残っていく。やや硬いが、長時間放置で味わい・香り共にフルーツ感が爆発し始める。
◯ボディ
ライトだが芯はある。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。ひたすらに煙。

コメント

自分が買った2本目のキルホーマンが本ボトルであり、キルホーマンを追っ掛けるキッカケとなった1本。
もうじき飲み切りそうだが、かれこれお迎えしてから4年近く経つ、我が家でも屈指の古株。
 
7thはキルホーマンが本格的に評価される直前くらいのリリースだったと思うが、味わいの方は確かに世間の評判の推移も頷けるような「未完成感」に満ち溢れている。
流石に購入当時とは相当味わいが変わっているが、酒質の芯を感じる部分や、バーボンカスク熟成による明るいフルーティさなどは購入当時のイメージそのまま。当時はちゃんとライトスモークだったが、経年変化でバチバチにスモーキーになった。注いで放置するとちょっと当時の味わいを取り戻す感じがある。
以降の100%アイラはもっとパワー系のリリースになる事が多いが、この頃はまだ軽め。ただ、前述の通り芯はある味わいで、将来すごいのが来る片鱗は既に見せている。
今のキルホーマンのポテンシャルを考えるとちょっと物足りない出来だが、新興としてファンを付けるには十分な味わいだと思うし、実際自分は見事にファンになった(笑)。
 
あれからだいぶ色んなのを飲んですっかり舌が肥えてしまったようで、今となっては物足りなさを感じるが、それでもなんとなく納得出来てしまう味わい。謎の魅力を醸し出す不思議な1本である。

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