見出し画像

【酒飲編Vol.32】グレンファークラス105

Spec

グレンファークラス105
(1L瓶)
60.0%

評価

美味しさ:7/10
お気に入り度:7.5/10
総評:7.5/10

ノート

◯香り
葡萄や枇杷などのフルーツ、溶剤、木の香り。
◯味
モルト主体でレーズンと蜂蜜の甘み。度数由来なスパイシーさはあるが甘み主体。しばらくするとほのかに煙とミントを感じるようになる。
◯ボディ
厚めのミディアム。ケバケバしいパワー。
◯フィニッシュ
中程度。バターとカラメルを燻した感じの余韻。

赤黒厨二病カラー。

コメント

2024年投稿第一弾はこちら。
グレンファークラス105は常に切らさずキープしておくほどお気に入りの1本である。尚、投稿日時点で所有しているのは1L瓶のもの。

ファークラスは近年のシェリー樽不足の影響を思い切り受けてそうな蒸留所のひとつで、実際年数表記のオフィシャルボトルは割と寝ぼけた味するし、ファミリーカスクでも3rdフィル以降のリリースが目立つ辺り苦労している様子がある。
が、この105はそんな中でもファークラスの樽に頼らない地の酒質の素晴らしさを楽しめるモルトだと思う。勿論、コレでもっと濃いシェリーモルトだったらそれはそれで素晴らしいだろうが、樽の枯れ感がかえってバランスを演出していると思う。

自分は昔から、よく105の事を「スコッチに求める好ましい要素の大半を感じ取れる酒」と評していたが、今こうして飲んでコメントを書いていてもそれは変わらないなぁと思う。
酒質のパワー、適度なモルティさ、シェリー樽熟成の歴史の片鱗を感じる香味、草っぽさから感じる地酒感、若干のスモーキーさ。これを飲むと、肩肘張った高価なボトルよりもやっぱこういう方が好きかもなぁ、なんて思ってしまうものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?