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【酒飲編Vol.63】ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ16
Spec
ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ16
58.5%
評価
美味しさ:9/10
お気に入り度:8.5/10
総評:8.5/10
ノート
◯香り
ウッディなカラメル、オレンジチョコレート。煙とヨード香がほんのり漂う。
◯味
香りで感じたウッディさとカラメル感を伴いつつモルト由来の旨みとスモークが口の中でモクモクと広がっていくイメージ。オレンジピールやチョコレートの風味を散りばめながら余韻へと続く。樽感は濃ゆいが、嫌味の無い良いダイレクション。
◯ボディ
ほぼフル。
◯フィニッシュ
長め。海風で湿ったピート・ヨード強め、草っぽさ、カラメル。ピートは最後まで居る。
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コメント
比較的最近購入。
たまたま見つけて、そういえばラフのハイプルーフって飲んだ事無いななどと思い衝動買い。
なんたって自分がシングルモルトハマったのはこのラフロイグがスタート。その割にはボトルで持っていたのは本格的に買い漁るようになる前まで遡ったり、逆に出先で飲める確率が高いので定期的に飲んでたりする、個人的にはなんとも不思議な立ち位置の銘柄。
ただ、ここ2年ぐらいでOB10年のクオリティが凄まじく落ちたなぁと思う銘柄でもあり、サントリーの息が掛かっていないオフィシャルCSとはいえ一抹の不安を感じつつ・・・
・・・いやぁ、美味いっすねぇ。初めてラフを飲んだ時のイメージが蘇って来て感無量っす。。自分の中ではノスタルジーの領域。
あの、海苔でも混ぜた?ってぐらい湿っぽいピートが口の中でモクモクと立ち上る感じ。飲み比べると、結局他のどの銘柄よりも旨味が出て居るなぁ、みたいな感じ。当時のイメージまま。
更にコレはカスクストレングスなので、その辺りの個性が更に強調されている。実際、やや単調ではあるが、際立たせるポイントはキッチリ立たせている故のシンプルさと言える。完璧にデザインされており、最大手の面目躍如と言った所か。
結論。ラフロイグは死んで居なかった。おじさん、嬉しいよう・・・。
今でこそ、この香味が自分の中のベストオブベストでは無いというのもあるので至高の1本扱いはしないが、価格帯とスペックを考えたら間違いなく誰にとっても至高の1本になりうる程度には美味いと思う。実際、総評を9点台に乗せるかめっちゃ迷った・・・。
なお、冒頭でもちょっと述べたがこのラフロイグのCSシリーズ、だいぶ有名だったにも関わらず今日までノータッチ。バッチ毎のインプレッションの違いは有識者の皆様にお任せ致します・・・。