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【酒飲編Vol.48】キルホーマン 100%アイラ 8年 2013

Spec

キルホーマン 100%アイラ 8年 2013
バーボンカスク
カスクNo.428/2013
56.1%

評価

美味しさ:7/10
お気に入り度:5/10
総評:6/10

ノート

◯香り
草や藁のような香りと炭系のスモーク。ほんのりレモンのようなフルーツも感じる。本当にほんのり。
◯味
入りは甘いが旨味系。穀類系の旨味がベースの味わい。バタークッキーやミントを感じたのち最後は苦味。
◯ボディ
重めのミディアム。マッスル。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。ウッドチップとスモーク。

コメント

100%アイラは、キルホーマンを本格的に気に入ったキッカケとなったシリーズであった。
だがそもそも、100アイラを気にし始めたのは9th・・・バーボンカスクのみのバッティングが当時非常に評判の良かったからであり、それから買い集めたものは評価高騰前の7th、バーボン以外をバッティングした10th、マデイラカスクと、噂のアレに近いスペックを絶妙に外し続けていた。そんな中偶然見つけたのがこちら。
シングルカスクという所に若干の不安を覚えつつ、満を持して購入。
 
コレが非常に評価の難しいボトル。いわゆるローカルバーレイな部分を存分に感じる濃厚な旨味は追い掛けるだけの価値を感じさせる仕上がりである事には違いない。ただ、口に入れた後の雑味と言える部分がちょっとやり過ぎているように感じる。樽が効きすぎている、あるいは原酒のパワーのせいなのかは不明だが、加水しても崩れない中盤以降のある種のエグみが残念ながらあまり好みではなかった。シングルカスクのこの荒っぽさを経験すると、ナンバリングの100アイラはブレンドの為せる味わいなんだなぁとつくづく感じる。
 
なお後日、ほぼ同等なスペックの信濃屋100アイラでも近いフィーリングを感じたので、一旦キルホーマンを追うのはストップしている。だが新興らしく、アイラの中では色々なリリースを積極的に展開しているし、マキヤーベイのようなエントリークラスの出来の良さ含めて明るい展望の多い銘柄なので、忘れた頃にまたハマるような気もするのである・・・。

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