【酒飲編Vol.35】グレンファークラス 185th アニバーサリーボトル
Spec
グレンファークラス 185th アニバーサリーボトル
‘60s〜’10sまでの6つの年代の原酒をブレンド
46.0%
評価
美味しさ:7.5/10
お気に入り度:7.5/10
総評:7.5/10
ノート
◯香り
古く乾いた木の香り。ほんのりシェリー、ごく僅かに蜂蜜。
◯味
最初はスパイシーさがメイン。後から甘みとモルトの感じが追ってきて、ややバターのような甘みが居座った後に、最後はミント風味の苦味。
◯ボディ
フル寄りのミディアム。所謂シェリー・ボムでは無いが、それが良い。
◯フィニッシュ
中程度。やや燻したミントと葡萄の搾りかすがゆる〜く伸びていく。
コメント
比較的最近購入。(開栓して間もない為、点数は後日変動の可能性大)
かねてより存在は知っていたが、欲しいなと思うタイミングがちと遅過ぎた。リリース当時よりかなり値が上がったタイミングでの購入となってしまった。
まぁ仕方ない。今シーズンは無性にシェリーモルトが恋しかったのでついつい手が出てしまったし、楽しめているのでOK。
なおお味の方はというと、絶妙な物足りなさを感じる仕上がりだったりする。自分が所有しているJ‘sファークラスの縮小版のようなボトル。
古くは60年代の原酒を引っ張って来たとの事で、古めかしい味わいが楽しめるかな?と思いきやあまりそういう感じでもなく、まぁ居るかな程度。若い原酒からと思われるスパイシーさや元の酒質由来と思しき草っぽさの方が目立つ。美味いには美味いし、十分に楽しめる仕上がりだが、まぁ初出の価格なりの味わいだなぁと言った感じ。もうちょっと突き抜けた感じをイメージしただけにやや拍子抜け。なんなら相対的にJ‘sファークラスの評価が上がったかもしれない笑。
ただ逆を言えば、あまり分析モードに入らずに気軽に楽しめる部分もあり、それでいてやや古めかしい味わいなので刺さる人にはぶっ刺さりそうなボトル。特に46度という度数設定がニクい。スパイシーさの割にクイっと行ける。
今冬に散々漁ったシェリーモルトの選択肢としてはまずまずのボトルという感じである。