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【酒飲編Vol.20】グレンアラヒー 12年
Spec
グレンアラヒー 12年
46.0%
評価
美味しさ:6/10
お気に入り度:6.5/10
総評:6.5/10
ノート
◯香り
プルーン、チョコレートバター、糖蜜。ほーんの少しスパイス。
◯味
現代版シェリーカスク味(ノート放棄気味)。線香の香りを伴った黒糖。モルトの出て来る余地がほぼ無い程度にしっかり樽でマスクされているが、嫌味は無い。濃度もなかなかのもの。
◯ボディ
樽がキッチリ乗ってるという意味でフル寄りのミディアム。酒質はややぼやけたミディアムに感じる。
◯フィニッシュ
短め〜中程度。ウェットな黒糖が余韻を支配。ややミントが混じる。
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コメント
冬とい(略
エントリークラスのシェリーモルトの中ではお気に入りの1本。因みに今回のノートは通算2本目のボトルになる。
先日グレンアラヒーのカスクストレングスを紹介した時に、個人的にシェリー系ボトル選びが難しいという話をしたが、コレに関しては今の所安心して補充出来る1本であると感じている。
複雑さは無いがその分邪魔なニュアンスはほぼ無いし、シェリー系でこの路線から外れて欲しく無いな〜という香味の方向性、かつこのぐらいの濃さは欲しいな〜という濃さを両立してくれている有難い1本。つぶさに見れば、余韻がやや物足りなかったり、一般的に重いとされている酒質がシェリーと加水で完全にマスクされていたり、ロット毎のバラツキは感じたりと粗も無くは無いが、時世と価格を考えれば御の字も御の字、万々歳なリリースだと常々思う。満足感は非常に高い。
一応言っておくと、あまり古臭い香味構成では無く、モダンなシェリーモルトではあると思う。ので、そういうのを探している人は別の行った方がいいと思います。何ならむしろ教えて欲しいです()