【酒飲編Vol.1】キルホーマン 100%アイラ 8年 for信濃屋
Spec
キルホーマン 100%アイラ 8年 シングルカスクfor信濃屋
カスクNo.654/2014
56.6%
評価
美味しさ:7→8/10 (普通を5とする・好みに沿って買っているので平均高め)(241024上方修正)
お気に入り度:5→7/10 (普通を5とする)(241024上方修正)
総評:6→7.5/10 (普通を5とする)(241024上方修正)
ノート
◯香り
フルーツ(林檎系7割柑橘系3割)、オークの香り、燃えかすと溶剤。日によってはキャラメルやバナナも感じる。
◯味
甘味料系シロップから一瞬骨太なモルトを感じるが、すぐに引いてほんのり苦味が来る。2口目からは塩味もより感じるように。
◯ボディ
ミディアムほぼど真ん中。意外と度数のアタックは感じない。
◯フィニッシュ
中程度から長め。淡いピートと海辺の香りと草っぽさやハーブ。余韻は淡く伸びていく。
コメント
noteでのウィスキーレビュー第一弾。初回はキルホーマン。Twitterとはかなり総評の仕方を変えた。美味さと総評のギャップに筆者の好みがあるという所が伝われば良いかなと思っている。
キルホーマンは、ボトル買いが加速し始めた時期に好んで買っていた銘柄。当時好印象だったのは主に100%アイラのシリーズで、当たりと思えるものに数本当たったから。そういう訳あってよく買い揃えていた。
今回のボトルは、信濃屋のWebから抽選だ、当たるまいと思い込んで突っ込んだら抽選でも何でもなく、すんなり入手出来てしまったという経緯(笑)
このボトルのイメージは、さしずめ「田舎っぺ、大学デビュー」と言った所か。ナンバリング外の100%アイラは、The・地酒といったイメージ。ボディとは別の部分がやたら骨太で、それに伴う苦味もしっかり付いてくるし、他の要素を潰しに掛かる事がある。そういった特徴が却って飲みづらさに繋がる事が特にバーボンカスクでは起きるイメージだが、その癖が極力出ていない綺麗な仕上がりのカスクを引っ張って来たと思う。そのためキルホーマンらしい黄色系っぽいフルーツのニュアンスもよく感じ取れる。
ただ、香味にどこか突き抜ける軸があるわけでもなく、かなり地味でマニアックな味わいになっている。
各ボトルにそれ相応のインパクトを期待してボトル買いするので、更にフルーツ系に振り切るか、上手くボディだけ残るような構成にならないかな〜と思ってしまう1本。まぁこの辺りは瓶熟に期待しましょう・・・!
(241024追記)
ここ1年程シェリー系ボトルに偏っていたお陰ですっかりこいつの事を忘れていたが、久々に飲んだらバッチリ美味くなってた。角がかなり取れてバランスが飛躍的に向上。みずみずしさは失われず、かつかなりモルティに。ちょっと控えめだがかなり妖艶なボトルへと変貌。良いねコレ。