【機材編Vol.0-3】所有機材について-アンプ&小物編

所有機材の紹介その3。今回はアンプやアクセサリーその他に言及。
一部重箱の角をつつくような内容になるが、どうしてその機材を使うようになったか、というのは大事にしていきたいので。

◯ピックについて

メインで使っていたものの変遷になるが、ざっくり時系列順に、

Jim Dunlop JazzⅢ : EJが使ってたので使っていた。

島村楽器 小型ティアドロップ (デルリン/0.88mm?) : 弾き易さと音で。

島村楽器 小型トライアングル (デルリン/0.88mm?) : 更にケチの両立を求めて()

Jim Dunlop Tortex ティアドロップ 0.88mm : 当時なりに1番良い音を求めて。

Fender セルロイド Hard (鼈甲柄) : 好みの変化に沿って変更。

Fender セルロイド Medium (鼈甲柄) : 今ここ。

という格好。あらゆるピックを試してはいるが、基本線は上記の通り。
何にしてもそうだが、ギター弾きたての頃はとにかくEJの音を目指して色々な機材を試していた。ピックもその影響で最初に安定して運用し始めたのがJazzⅢだった。今考えると、実は当時からティアドロップ等の大きめかつ薄めのピックの方が弾きやすいとは感じていたかもしれない。
やがて島村のJazzⅢサイズのティアドロップを使い始めたが、乗り換えた理由は実は半分くらい忘れてる。ただ、こっちの方が弾きやすさや音が好みだったと思う。JazzⅢはなんだかんだで音が甘いので、アタックを求めていたかもしれない。後日ケチのため()に3面使えるトライアングルに乗り換え。コレは長い間愛用したと思う。
ある時、結局1番良い音するピックってどいつだろうと思い、家のコレクション全部弾き比べたのだが、その結果、標準ティアドロップの
 セルロイド鼈甲柄Hard > セルロイド白Hard >> Tortex緑
という事になった。が、セルロイドはご存知の通りえらく削れるし、削れた瞬間めちゃくちゃ弾きづらくなるのでTortexで妥協。正味5年ぐらいTortex緑を使い続けてたと思う。
けど結局Tortexの音では満足出来なくなり、現在はケチらずにセルロイドをガリガリ削りながら使っている。最近、薄いピックの音にハマり(主にEVHの影響で)HardからMediumに変更。ほぼ同時期にティアドロップの鈍角使ってトーンを変えるという小技を身に付けたので、Hardの利用価値がほぼ無くなってしまった。

余談ですが・・・セルロイドは鼈甲柄じゃないとダメなんです!全然音が違う!不思議な事に、同じ素材と謳ってこそいるものの鼈甲柄の方は凄まじく倍音が出てアタックのキレも鋭いのだが、白はもっとナイロンみたいな粘っこい音・・・同じ素材とは思えないほどの違いが出るのである・・・(当社比)。

ピックによる音質変化は、シチュエーションによって使い分けする程度に自分としては重要視している。
が、ハッキリ言ってしまうと、こんなもの全体の音作りの正味0.5%分ぐらいでしかないと思う。ただ、この0.5%がプレイヤーにとってめちゃくちゃ目立つ0.5%だから拘ってるだけであって。

◯[PU]DiMarzio MiniHumbucker DP-168?&DP-198

続いてはPU編。初めてリプレイスメントのPUは、当時ポール校長に憧れて買ったミニハム2機。EJストラトに出番を取られた初代ストラトの改造のために購入。
・・・ストラトなんてシングルPU用のスペースしか空いてないんでまぁボディ削ったよね。。キメラの画像は機材編Vol.0-1を参照下さい(笑)
音はというと見事に中途半端()。歪みもなんとなくシングル風味のザクザクな感じになるが、質感は概ねハムバッカーのそれだし、ハムバッカーにはある筈のローがすっぽり飛んでる。当初の狙いである校長の音だが、それなりに逆算できるようなサウンドではあると思う。正直あのストラトをそんなに歪ませた事無いけど・・・。
お気に入り度:★★

◯[PU]Suhr SSH+

Sadowsky R2購入時に既にリプレイスされていたPU。ストックPUでは無いので一応記録。
正直めちゃくちゃ良い音してたが、つまらなかったので後日Bill LawrenceやDiMarzioに載せ替えた。あのDiMarzioのギンギンした感じが欲しいんだよぉ〜(中毒)
お気に入り度:★

◯[PU]Suhr ML neck&middle

今で言うV63+。ランドウとのエンドースが切れたので名称変更したらしい。
Sadowskyに装着。普通に良い音していたと思う。何より、初期装備のスタック式シングルの嘘臭いサウンドから脱却出来たのは大変喜ばしかった記憶がある。後日違う味を求めてVanZandtに載せ替え。
お気に入り度:★★★

◯[PU]Van Zandt Vintage Plus

フロントにもう少し艶が欲しくて買い替えたと思う。変化の傾向としては悪くなかったけど、微々たる変化だったように思う。今のメインに付けたらMLとどっちが好きかな。。
お気に入り度:★★★

◯[PU]Bill Lawrence L-500L

Extremeコピバンのために購入。
お気に入りのPU。ハムの癖に耳に痛いかギリギリの高域がめちゃくちゃ出る。ローミッドからローが全体的に出ないので壁のような厚いサウンドにはならないが、1番下は出てる感じなので薄くなり過ぎない。ボリューム落とすと綺麗にクリーンが残るし、ピッキングの反応も相当良い。全開時の歪み量だけはハムのそれだが、全体的にはまぁシングルっぽい。
欠点もそれなりにある。1つ、物理的にデカい。普通のPU用ザグリだと、PUの底面をベースプレートが見える程度まで削らないと基本頭が飛び出る。2つ、キャラが強烈過ぎて合うギターが限られる。案外鳴るギターに載せても「?」って感じなんですよねコイツ・・・。思うに、一般的に良い鳴りであるとされる帯域と全く関係ない帯域をめちゃくちゃ強調するようなキャラだからなのかなと思ったり。そんな訳で、ウチのギターで最もどうでも良い感じの生鳴りがするTokai製ディンキーに装着中。元よりExtremeの物真似するためのギターだったのでちょうど良かったし、今日まで結構出番がある。
・・・にしても、Extremeのコピーしようとして集めた機材、ほぼどれも今日までの運用対象になっている。ヌーノってつくづくセンスの塊だなぁと思う。
お気に入り度:★★★★

◯[PU]DiMarzio AT-1 DP-224

Sadowsky改造のために購入。後にタイラーにも搭載。
コレはハマったPUだった。とにかく音の中毒性がたまらなかった。ハイミッドへのパワーの密集度合いが凄くて(ここDiMarzio度100%)、他の帯域は控えめ、かつ暗めの音像(ここDiMarzio度10%)という、DiMarzioの中でも更に曲者。歪ませる前提で使う場合、自分としてはこれ以上ないドライブサウンドだった。
そんなAT-1だが、最近ついに取り外す事に。。理由は、隣のシングル2基とのトーンキャラクターが違い過ぎる事、ピッキングでの強弱が付けづらいという実用的なポイントからお蔵入りしてしまった。2ハム等で今後も活用ポイントが無いかな〜なんて思っている所。
お気に入り度:★★★★

◯[PU]Gibson Dirty Fingers

白蛇のコピーのために購入。
付け替えたLPには元々JBが乗っかっていたが、JBがミッドブーストなPUなのに対してコイツはだいぶフラットに満遍なく歪む。かつハイがバリバリ気味で、なんならちょっとドンシャリな雰囲気も感じるが、そうでなく適度にローファイ。そしてノイズ大きめ(笑)
ストラトに載せる気にはならないが、レスポールでゴツい音出すにはピッタリなPU。
お気に入り度:★★★

◯[PU]Seymour Duncan Whole Lotta Humbucker SH-18b

Zepのコピーをしたいが、Dirty Fingersじゃなぁ・・・遊んでるPUもハイパワー系ばっかだし・・・と思ってた矢先に、この露骨な名前のPUに遭遇。
付け替えてPUセレクターをセンターにした瞬間「おぉ〜」って思わず声が出た。本当にペイジの音ソックリだったので。実はPUで初めて感動したのはコイツだったかもしれない。正直良い音してたので変えたく無かったが、Zepをコピった後日再びハードな奴をコピーする事になったためやむなくタンス行きに。また何かに、もちろんLPタイプに載せたいPU。
お気に入り度:★★★★

◯[PU]No Name Guitars Revival P.A.F.

タイラーにAT-1を載せてたが、シングル2基とのキャラクター合わせ及びピッキングニュアンスが出るようこちらに変更。
当時のP.A.F.と同じ材料で作ってる等拘りはあるらしいが、オリジナルP.A.F.なんて弾いた事無いんで知らん。そんな事よりこれの最大の特徴は買う瞬間にある。巻き数とマグネットの種類が選べるのである(それもかなり細かく)。素晴らしい。
自分は9500T(DCR7kΩ台前半)のアルニコ4で購入。トーンキャラクターが好みかはさておき、大体意図してた音質の変化を得られて満足している。流石に強弱の追従性はシングルには負けるけどね。
ちなみにP.A.F.レプリカという事で当然の如くコイルタップなど無いが、T数減らしてパワー落としたのが功を奏したのか、普通にハーフトーンが良い音する。
お気に入り度:★★★

◯[PU]DiMarzio Steve‘s Special DP-161

ペトルーシがIbanez時代に使用していたPU。本家に倣ってJカス(≒RG≒JPM)に搭載。
来た来た来た〜これぞDiMarzio!って感じ。Tone Zoneが乗ってたJカスが一気に別物に。
ハイパワーなハムバッカーにありがちなロー〜ミッドが山盛りされる(Tone Zoneも正直コレ)のを極力嫌ったかのような音の設計。傾向的にはL-500に近いものがあり、ハイミッド〜ハイの押し出しが凄いが、あくまでもハムの範疇に収まってるので耳に痛く無い。だからと言ってロー周りにL-500のような変な癖もない。んでDiMarzioお得意の倍音がこれでもかというぐらい盛られてる。そういう設計のお陰か、Vol絞った時のクランチが極めて(人工的な)自然。めっちゃ使える。
Jカスのような本体のローミッドが邪魔臭いギターには効果覿面であった。奴、L-500載せても微妙だったのに、なんでだろうなぁ・・・。
お気に入り度:★★★★★

◯[小物]Raw Vintage RVTS-1

アーム用スプリング。トーン調整のためにあらゆるギターに入ってる。
購入当時はとても気に入って使ったが、今となってはあったほうが良いかも、ぐらい。
音の傾向としてはミドル以下の帯域がリッチになり、ハイのキラキラ感が増す感じ。わかりやすく良い音にはなるものの、相対的にハイミッド辺りが引っ込む形になる為トータルサウンド的にそれが良いかと言われると、今では「わからない/ケースバイケース」というのが正直な所。
もっと音をキラキラにしたい、ローミッドにもうちょい味が欲しいという場合はめちゃくちゃ良いチョイスかと思われる。
お気に入り度:★★★

◯[小物]Raw Vintage RVS-1□□

シンクロトレモロ用サドル。EJストラトやSadowskyに入ってる。
やはりハイが明るくなり、ゴトーの四角いサドルよりは明確にサステインが縮む。当時Sadowskyについて減衰に悩んでいた為、コレはそれなりに有難いパーツだった。ちなみに元からプレス式サドルだったEJストラトの場合、音が明るくなったなぁ〜ぐらいの違いしかない。
お気に入り度:★★★

◯[Amp]VOX MV-50 Clean

家での音作りをそのまま外に持ち出したいが、クソデカヘッドアンプを持ち歩く気にはならないのでトライしてみた。
結論から言うと、50Wであるとは言え、持ち出すにはやはりパワー不足感は否めなかった。D級ですからね。その代わり、家での音作りがかなり本格的になった事はかなりのメリットだったと考えている。
トーンについてはかなり本格的で、後日D級100W?のパワーアンプ等も試してみたがこっちの方が断然良かった。ステージではコンボでも普通の真空管アンプには敵わないので使う機会は無いが、家用として大いに役立っている。
お気に入り度:★★★

◯[Cab]VOX V212C

いわゆるAC30のキャビ部分のみのやつ。色々動画調べたけど、音色の性質だけで言えばオープンバック/グリーンバックが1番好きな音してて、たまたまAC30の構成と一緒だったので買ってみた。安かったし。
このキャビ自体の音自体にはそれなりに満足しているが、まだ「真のヘッドアンプ」で鳴らした事が無いので真価を測りかねているという現実もある。
お気に入り度:★★★

まぁ、ギターの機材について紹介できるのはこんな所かな〜。
ここで正味音が変わる要素はPUぐらいかな。それもハムバッカー。でも自分としては気になる部分沢山の小物編でした。


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