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【酒飲編Vol.16】シグナトリー ブレアソール 2007 14年

Spec

シグナトリー ブレアソール 2007 14年
リフィルホグスヘッド
シェリーバット追熟37ヶ月
カスクNo.2
53.7%

評価

美味しさ:7/10
お気に入り度:7/10
総評:7/10

ノート

◯香り
溶剤、黄色系フルーツ、葡萄。
◯味
甘苦ワイン風チョコレート。中盤以降ナッツが支配。若干スパイシー。
◯ボディ
ミディアム。
◯フィニッシュ
中程度。ひたすらチョコレートナッツ。ほんの少しのピート。s

厚岸のオマケで入手。
ちなみについて来たのはネヴィス、ブナハーブン(Vol.3でレビュー済み)、そしてコレ。オマケはどれも飲んだ事のない蒸留所だったので、物は試しだなぁと思いつつ、厚岸目当てに突っ込んだ記憶がある。

ノートが貧相で申し訳無いが、実は結構お気に入りの1本。シェリーを感じつつ効き過ぎていないカスク、かつ地の酒質の存在感がちゃんと残ってる辺り、シェリー追熟の醍醐味かなと思う。
もちろん、要素要素が突き抜けない、中途半端になるというウィークポイントもある。そういう部分も感じるが、コレについては気にならない。その理由が強烈なナッツ感。
コレは他の銘柄ではあまり感じた事のない初めての感覚で、唐突にこのナッツ感を追体験したくなる時がたまにあるほど。シェリー追熟の兼ね合いでチョコレート風味なナッツになっており、お菓子的に楽しむ事が多い。度数もそこそこ落ちているので、あまり飲み疲れないし、肩肘張らない感じも非常に良い。一癖ある旧友という感じ。

美味過ぎないというのもひとつの美点だなぁと思わせる、奥深い1本。


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