【不揃いの木を組む】世界一の宮大工棟梁、小川三夫棟梁
【不揃いの木を組む】世界一の宮大工棟梁、小川三夫棟梁
日本文化の神髄を生きている男達がいる。技を伝え、人を育てる、昔ながらの男。1000年以上も受け継がれた棟梁の世界で 本物と本質を知りつくし、日本の伝統を守り続け、次の時代に引き継ぐその男こそ、現在の世界一の棟梁、小川三夫棟梁である。
私の尊敬する故西岡常一棟梁のもとで厳しい修行を積み西岡常一棟梁の魂を継承したのが宮大工の小川三夫棟梁です。
小川三夫棟梁は法隆寺や薬師寺など、 1000年以上前の建築物と向き合う宮大工です。常に本物に触れ、本質を見抜き
日本の伝統を守り続け、次の時代に引き継ぐのが毎日の仕事です。
”日本文化に精通する神業”こそまさしく『日本人の誇りを取りもどせ』 を合言葉に職人の世界にこそ、現代社会の問題解決のヒントがあるように思える。
故西岡常一棟梁の技法伝承の為、寺社建築技法の伝承を根幹とする特殊工舎として 小川三夫棟梁が斑鳩の里に発足したのが
鵤工舎(いかるが・こうしゃ)です。
小川三夫棟梁が故西岡棟梁から教わった「斑鳩大工の口伝」の紹介をいたします
・神仏を崇(あが)めずして伽藍社頭を口にすべからず。
・伽藍造営には四神相応の地を選ぶべし。
・堂塔建立の用材には木を買わずに山を買うべし。
・木は方位のまま使うべし。
・堂塔の木組は寸法で組むべからず。木の癖で組むべし。
・木の癖組みは工人の心組みなり。
・百工あれば百念あり。
・百論を一つに統(す)ぶる者こそ匠長の器量なり。
まさしく日本という国柄そして日本人という特質をよく理解した含蓄のあるお言葉だと感じます。
特にこの最後の二つが、まさに棟梁の心得であると。匠長とは棟梁のことをいうそうです。百人百様(百人百用)の考え方や腕を一つにま百人百様(百人百用)の考え方や腕を一つにまとめきること、それが棟梁の器量というものだというのだと!
まさしくリーダーとはこうあるべきかと感じます
今世界 日本は、コロナ感染の拡大で先が見えない混乱に陥っております。
まずは一人一人が日本人としての自覚と役割を行動することが大事です!
かんながら ありがとうございます。