自分事化なしでは自走しない
コミュニティデザインを読んで思うことは
山崎亮さんが自分事化させるプロだということ。
本書に乗っているどのプロジェクトもとにかくいかにそこに住む人々に町の為に何ができるかを考えてもらうこと。もしくは、町の為にどんなことができるのかを聞くヒアリングを徹底している。
先日共有したコミュニティデザインの時代の方でもかいたがとになく動き出す前の準備がすごいのだ。
4つの段階の1・2番目が濃い
地域や物理的に集合させられた集団はどこかお客様感覚で所属してしまうことが多い。
官と公の違いをはき違えてしまうということらしい。
そんなどこか【変化を起こしてもらえる】と考えている住民に対し問題は自分たちのものだ自分たちが変わること勧めることこそ解決策なのだと促していくのだ。
それは公園のプロジェクトでも出ている。
なにせ利用者に作ってもらうのだから。
そしつその利用者すら大人になって公園の運営に関わるpositionさえ作っている。
たぶん簡単なことじゃないと思う。
人は常にエネルギーがあるわけではないしいいことばかりじゃない。
しかしそれを山崎さんはチームビルディングや官公庁などのいわゆるお役所との交渉のお手伝いなどにより実現している。
そんな自分事化したコミュニティは自走する。
ただ自分事化には責任が付きまとう。
責任を可視化してしまう。
そのあたりのケアもうまいのだろうと思う。
第一うまくいってないものにテコ入れして失敗したところで失敗した結果より動き出した事実の方が何億倍も価値があるのだし。
そんな山崎さんの行ったプロジェクトの紹介本がこの本であり。もし自分がかかわることができるようになるコミュニティがあるのであればぜひ「ヒアリング」しっかりとやってみたい。
決して過疎地域だけの話ではない。
どこかさびしさのある市町村は今多くあると思う。
そんなところにどんな関わり方ができるのだろうかともっと考えていきたい。