いまあらためて読みたい居場所の本
今日もう一度紹介したい本はコチラ
NewsPicks Bookから出ている箕輪厚介氏編集の本の中でも僕の一番スキともいえる佐渡島 庸平氏の著書
『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』
だ。
コミュニティというテーマで少しだけ文章を書いてきたが、いまあらためてこの本にあることにうなずきなら手を動かしている。
この本にはビジネスに関すること
コミュニティの基本はビジネスにも応用できる故にそんな内容で書いてあるがもっと大きなテーマだと思っている。
人類が暮らすうえでのこれからの教科書になりうると思っている。
まだまだこれからも必要とされていく本だ。
本の序盤に
「not alone.」そんな気持ちにさせてくれるのは、コミュニティだけだ。
とある。
まさしく今人類は、とりわけ先進国に住まう人類は孤独を感じている。
なぜだろうか。
こんなにも働き、人と簡単にコミュニケーションを行える時代に、なぜ孤独を感じるのだろうか。
でも実際に寂しさ、「孤独」を感じている人は多いと思う。
本にはその理由につながる部分が書いてある。
全員がその理由に当てはまるとは思わない、がしかし、多くの人は当てはまると思う。
そんな中で、コミュニティという1つのくくりを持った空間や、場所、団体などがその解決策になるのだということだ。
そのためには「人が落ち着く場所」「安全安心である場所」を考えていく。
安全とは身に危険が及ばない場所
(もしくは起こりうる危険がすべて予測できている場所)
安心とはそこにいていいと確信のもてる場所
と言えると思う。
本では少し違う表現をしているが、僕なりの言葉でいうとこうなる。
そこにいて良いとされ、そこにいて落ち着く(安らぐ)場所が人の孤独感を取り払う。
考えてみてほしい
学生時代、他のクラスの教室に行ったときそこは安全ではあるが安心しただろうか?
海外に行ったとき、ビザを取り、チケットを買い向かった先で安心はしていても安全であるだろうか。
はたまた、5人で行われるはずだった飲み会に「良いよおいでよ」と1人しか知らない状態で参加するとき安全安心はあるだろうか。
どちらが欠けてもいけないのだ。
いけないというのは「孤独でなくなるために」はいけないという意味だ。
成長のためにそう置いう場所に飛び込むことはとてもいいことだともう。
これらの話は裏を返せば
自分のクラスには安全安心があるのだ。
○年○組○番○○ ○○と名簿に記載され、毎朝礼で出席という名のここはあなたの場所ですよ。という念押しまでされている。
海外でなく国内はどうだろうか。危険な場所を把握していたり、ことさら日本では危険だとすらも感じていないだろう。また日本国民であるだろうなんて自覚は感じるまでもなくもっているはずだからだ。
いつも一緒に飲む仲間には共通言語があり、共通の体験などがある。人柄も知っていてこういえばこういう返しが来る。この人が店は予約してくれる。この人が酔っぱらっても介抱してくれる。なんていう安全安心がある。
これらに触れているとき、人は孤独感を感じにくくなる。
ではそのためにどんなことができるだろうか
まず一つに「知っている」だと思う。
故に教えることが大事になる。
自己紹介を何度もするのにはそういった意味合いもあるのだと思う。
思っている以上に人間は表情や目などから情報を拾っている。それに、もとより言葉ない生き物だ。言葉以外の情報の方が大事なのだと思う。
二つ目に所属の承認
そこに所属しているという証明がそこにいていいという証になる。
会員証や合言葉のような物、制服や、ユニフォームがそれに当たる。また、チケットやお金を払うといった買うという行為もそれにあたるのだと思う。
また、歓迎会や説明会もそれにあたる。
その二つを踏まえることで安全安心は始まりだすのだと思う。
この本をみんなが読めば世界はもう少しだけ平和になるだろう。
安全安心はみんなで作らなければ始まらないからだ。
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goto(ごとー)
複数のコミュニティでコミュニティデザインの相談を受け持つ。
箕輪編集室コミュニティデザインチームリーダー
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