読書会をおこなって
本が好きでいつも持ち歩く。
最近だと
これが最高に面白かった。
『夫のちんぽが入らない』
題名からしてすごく変わっているのはわかるだろう。
【sexがうまくいかない】
この事実から始まる様々な葛藤を持つ主人公夫婦のお話だが本当に様々なことを考えさせられる。
その先に見える日本の課題めいたものまで思うこの一冊はぜひ思春期の方にこそという気持ちすら芽生える一冊だ。
なんて話がそれたが今日は朝から『コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 』
の読書会を行った。
この本を題材にした読書会はもう何回目か。
読むたびに自分の所属するコミュニティや所属してきたコミュニティにあてはめながら考える。コミュニティ運営には欠かせない1冊になってる。
今回注目したのは、
六. 親近感 と 刺激 とを 組み合わせる
成功 し て いる コミュニティ は、 メンバー にとって 故郷 の よう な 心安い 気楽 な 場所 で ある と 同時に、 興味 を 引く 変化 に 富ん だ 数々 の イベント が 行わ れ、 また 新しい アイデア や 新しい 人々 が 流入 し 続け て いる 所 でも ある。 コミュニティ は 成熟 する につれ、 定期的 な 会合 や 遠隔 会議、 プロジェクト、 ウェブサイト での イベント などの 継続 的 な 活動 を 繰り返す パターン に 落ち着く こと が 多い。 定例 の イベント は 人々 に 安心感 を 与え、 率直 な 話し合い を 促す。 コミュニティ は 地元 の バー や カフェ の よう に、 人々 が 反撃 を 恐れる こと なく 気軽 に 率直 な 助言 を 求め、 意見 を 出し合い、 不完全 な アイデア を 試す こと の できる 場所 に なる。
Etienne Wenger; Richard McDermott; William M. Snyder. コミュニティ・オブ・プラクティス (Kindle の位置No.1510-1516). . Kindle 版.
こちらの一文だ。
まさに今のミノ編の状態ではなかろうか。
定期的に集まり会合し、時に刺激的に話し合う。しかし地元のバーやカフェのように安心感のあるコミュニティ。
この最後の文章に安全安心の真髄が見え隠れしているように思おう。
人々 が 反撃 を 恐れる こと なく 気軽 に 率直 な 助言 を 求め、 意見 を 出し合い、 不完全 な アイデア を 試す こと の できる 場所
この「反撃」という言葉にヒントがあるように感じた。
攻撃性のないコミュニケーション出なければ安全ではなくなっていしまう。しかし、安全安心は単になれ合うということではない。
激論交わしてもいいし、何してもいいのだ。それがそういう場所と分かっているのであれば。
コルク佐渡島さんの著書にもあるように前提を共有しその前提のままコミュニケーションが行われる事は問題ないのだ。(野球部の例)
和訳されたこの本が2002年の初版であることを思うといかに進んだ考えを持った方がいたのだろうかと本当に驚かされる.
この作者の文献や様々なPDFデータが結構出てくるので少し時間かけて読もうと思う。
とだいぶ話がそれたが、この本が好きなことは伝わったと思う。
読むたび参考になる本当の名著だと思っている。
この本は正直古い、しかし基礎論を教わっているような気分になる。これをどう現代にアジャストするかは自分次第なのだと思う。
読書会をすると他者の意見も本の情報とともに取り込めるので非常に有用だ。
定期的に読書会を開催していこうと、また改めて思った。そんな一日であった。
ちなみに小説などおすすめがあったら教えてほしい。
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goto(ごとー)
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