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【コミュニティデザイン】読了
山崎亮さんの著書
コミュニティデザイン人とつながつしくみをつくる
を読み終えた。
最初に言うと単純にいくつかの街のストーリーとしてすごく面白かった。
いま住む街に何か変化や改善を願うのならば読んで見てもいいと思う。
ぼくはコミュニティデザインという観点から読んで見た。
コミュニティデザインという言葉は1960年あたりから使われているらしい。
しかし古くの意味はニュータウン建設などにおけるさまざまなハードの作り込みのことを言うらしい。
山崎さんのいうコミュニティデザインはまたその先にあるそのもののお話のようだ。
一章ではあえて完成させず使用者とともに作り上げていく、というより作り上げていく側のスタッフも使用者であるという考えのもと作られた公園のお話である。
公園は日々綺麗な立派なものが作られるがそれらは10年もすると廃れてしまう。
そう言ったことが起こらぬよう、ハードの完成でなくあえてソフト面の作り込みをすることでより多く長く使用してもらえる仕組みを作り上げたのだ。
そう言ったようにいかにコミュニティの中でプロジェクトや諸問題を自分ごと化させることの重要性が説かれている。
実際に行政主体で用意した箱がきちんと有意義に使われていない例は数多くあると思う。
本当に必要だとその土地で暮らす人々が考え用意し利用提供していくのだ。
そのために山崎さんは学生という立場の人たちもうまく活用している。
学生の素直さと中立性が対立問題の解決に有意義らしい。
そして山崎さんはヒアリングを徹底して行っている。
泊まり込みでその地域に入ったりや時に地元の家庭に訪問し歓迎パーティさえ開いてもらいお話を聞いて回る。
実際に生の意見をコミュニティデザインに取り込むことで自分ごと化しやすいプロジェクトに昇華させるのだ。
これは大きな地区単位でなくとも大事なことだと思う。
何かコミュニティを立ち上げる時にヒアリング/インタビューする事で様々なことが見えて来るとともに。その問題解決や疑問解消などがコミュニティに価値をもたらすと思うからだ。
そんな山崎さんがいくつかの実際の事例を基にしたある種ドキュメンタリーとも言える作品がこの本なのである。
是非是非みなさんにも単純に面白いので読んで見て欲しい。
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