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サマーウォーズ見てないやつおる?

なんて煽るタイトルから始めてみたけれど、気持ちはまさにそんな感じで。
見てなきゃ人生半分損してるとかそんな表現してもいいくらいに人にオススメしたい映画だ。
2009年8月の公開から10年たち、4dxという形で現在また映画館で見ることが出来る。

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⤴︎ こちらに4DXの公式サイトリンク置いておきます。

そんなサマーウォーズ。
時をかける少女、おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子などの細田監督の初長編アニメ作品だ。

インターネット上にあるOZ(オズ)という仮想空間はアバターを用いて動き回れる。
そんなOZは納税や行政手続そして会社業務など全てがそこで完結するほど世界で一般化されていた。
そんなOZの保守点検のバイトをする高校生健二とその憧れの先輩夏希が巻き込まれていく事件がおきる。
OZのシステムというか世界がAIに乗っ取られる。
その事が、各省庁の仕事やインフラ周りを乗っ取ることにもなり実世界に大混乱を巻き起こす。
その解決までを描くストーリーで、その中で夏希の家のこと、栄おばあちゃんの死、侘助のストーリー、と様々なことが絡み合い進む。

陣内家という家

旧家ということもあり立派な家を持ち
武田家に使えた家として誇り高く暮らす栄おばあちゃんを筆頭とした陣内家
そんな陣内家の男性は武田家家臣だった頃からのお話が大好き。
女性陣は家を守り家事を行う。
そんな旧来的ないわゆる日本のとも言えるような家だ。
(今この作品にどういう評価が降りるかは分からないがあくまで陣内家なので人様がどうこういうことじゃないと僕は思う。)
そんな陣内家の男たちは熱く、栄おばあちゃんの言いつけをある意味愚直に守る。
栄おばあちゃんの死後も
悲しむのではなく、死の間接的原因になったAIを倒すと貰い合戦をしようという。
死の直前侘助(AIの作者だがozにばらまいたのは米軍)が作者だと知り侘助を出ていかせた栄おばあちゃんはこんな風に言います「身内の起こした不始末は身内で何とかするんだよ」この言葉を受けた男性陣と家を守るという使命を常日頃預かっていた女性陣の死後の様相の違いが生み出すズレや栄おばあちゃんの遺書のような言葉が見つかり、その言葉によってまとまりを即座に取り戻す陣内家にとっての栄おばあちゃんの言葉の重さなど、ひとつの家の中で起きることが社会や会社といった部分にも拡大転用できる部分も多く、ここにもひとつの社会を感じることが出来る。

OZと実世界

第1のOZ混乱は様々な部門の人の尽力により混乱だけで済み人的被害は生まれなかった。
それは、旧家のコネクションを用いて栄おばあちゃんが警視総監を始めとした各省庁のお偉いさんや引退した力ある人を復帰させるなどの怒涛の電話があったからだ。
「昔のよしみじゃないかちょっと聞いておくれ」「いいかい。諦めるんじゃないよ。あんたならできる。私は知ってるよ!」「あんたに手を挙げたのはもう半世紀も前の話じゃんないかとっくに時効だよ」「○○さんの葬式以来かねぇ、折り入ってお願いがあるんだよぉ」
こんなセリフの中でも繰り返される
あんたならできる
諦めるんじゃないよ
まだ負けてないよ
そんなメッセージ
強くも優しい背中を推すシンプルな言葉に人は巻き込まれていきます。
OZで繋がった人達や社会の混乱を、手紙を掘り返し黒電話からかけたくり人を繋いで行く。
そんなOZと実世界の対比にも見えるが結局繋がりが大事なんて言うある意味同じにも見える部分も好きなポイントです。

またOZという仮想空間を現実実世界より秀でているという描写はどこにもなくその辺が今までそしてこれまでのSFにない部分だと思います。

よろしくおねがいしまぁぁす!

CMでも使われるこのシーンは、そこまででも活躍していた主人公が最後にエンターキーを押すシーン。
なんでよろしくおねがいしまぁぁすなのかよく分からないが、そのよく分からないセリフが出ちゃう感じも主人公らしい。絶対、いっけーーーーーとかこれでおわりだあああ!!!なんてセリフの方があうのに。
深読みするならば、世界が助かることは栄おばあちゃんとの勝負の結果を受け入れることにもなり夏希の面倒を見ることにつながるため、今後ともよろしくお願いします。ある意味のプロポーズ的にも取れるかもしれない。ここからまた始まるよ、そんなハッピーエンドに向けた主人公の気持ちを表す一言なのかもしれない。
しかしそんな深読みはどうでもよく、ひとつの家の中での様々な葛藤を越えた先の最後の一手、それは王手の一手がごとく振りかざした腕で押されるエンターキー。その瞬間の感動をみんなにも味わって欲しい。

終わりに

2009年の公開だが、原作とも言われるデジモンアドベンチャー僕らのウォーゲームで数えれば2000年からこういったSNS的なネットワークを題材にした話として今でも腐らず違和感なく見られるのは本当に名作かつ、そういった部分を持ち上げすぎていないからなのではないかともう。それに伴って感情移入がすごくしやすい。

ほんとうにお勧めの1本です。
特に10年前まだ、映画を見るような世代じゃなかったひとたちはぜひこの機会に見に行ってほしい。
もちろん親子で見ても楽しめる。
なにせ30歳の僕は号泣しながら見ていたから笑
では!


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