見出し画像

染井霊園墓参(令和六年十二月二十九日)

本日は染井霊園に陸羯南と岡倉天心の墓参をしてまいりました。
毎年夏と冬に行くことにしています。
羯南、天心両先達の墓の前に立ち、思うこと、祈ることは「申し訳ございません」という一言に尽きます。

陸羯南墓

日本も世界も激動の中で大きく変わりつつありますが、両先達が思い描いたあるべき日本と現状の日本はほど遠いと言わざるを得ません。
それに対しわたしも言論報国でやってまいっておりますが、力不足で何も影響を与えることなく、無力のままのうのうと生きています。そのことをお詫びいたしました。
活動を何年やった、本を何冊書いたなどというのは誇るべきことでもなんでもなく、「そこまでやったのになにも変えられなかった」ことの自己証明でしかありません。
わたしの書くものを「遺書めいている」といってくれた人がおり、それを大事にしています。すべての公論は絶唱に近いものでなければならず、私利に毒されてはならない。そのことを胸に来年も長い長い遺書を記してまいります。

岡倉天心墓

いいなと思ったら応援しよう!