Apple Musicについて
私はApple Musicのヘビーユーザーだが困惑している。
Apple Musicはどうやら汚い言葉を消していっているようだ。
例えばOutkastのGhettomusic。
motherfuckerやshitという言葉が出てくるけど、アプリ内の歌詞表示では****になってるし、ラップがプツッと無音になる。(音楽が途切れてしまうのだ!)
特にandre 3000が歌うPre-Chorusの一部が無音になるのは音楽の盛り上がりが欠けてしまうように聴こえた。
以前まではそんなことはなかった。急にどうしたのだろう。
たしかに汚い言葉が聞く人に悪影響を及ぼすのかもしれない。特に現代は多様性が尊重されるため、世界中が言葉に敏感になっているような気がする。傷つく人がいるかもしれない。それはわかる。それでも、現代の社会課題を過去の作品にまで遡って適用するのは創作物への敬意が失われてしまっているように思う。motherfuckerやshitという感情はあるはずだ。創作者の感情を否定することにならないか?何より音楽が途切れるということが残念だ。
Apple musicは一億曲以上が聴き放題で空間オーディオやロスレスにも対応しているが、肝心な音楽そのものを変化させてしまっているようでは謳い文句も虚しく感じる。
さらに言うと、なぜ歌詞が消されて音楽も消えているのか、理由を尋ねたくてもAppleのような大きな企業への問い合わせはいくつもある「よくある質問」を潜り抜けないといけない。実際私は辿り着けなかった。個人的な質問は受け付けませんと思ってしまう。だから結局、どうしようもないのだ。
私にできることはただひとつ。
好きな音楽はCDやレコードで所持することだ。
Apple Musicは本当に便利だ。だけど、このようなことが増えるなら音楽を楽しむことができなくなってしまう。残念だ。
だけど、改めてCDやレコードといったフィジカル版を所持することの意味を教えてくれたように思う。