採用サイトを作ってみて
年末第3弾の記事になります。
最近noteを連続で出していると、今出すのが怖い。。。。という感覚が薄れてきたのが3日目での発見。
先日弊社のリクルートサイトがOPENしました。
今回僕と人事の2名で発足したこのプロジェクト。
僕自身デザイナーになって初めて採用サイトで、すごく学びになるところが多く、組織とは何か、採用とは何かを改めて考える機会になりました。
がっつりリクルートサイトを関われたこの機会に、過程や想いを綴ろうと思います。
アトラエに興味のある方や人事の方、デザイナーの方の何かしらの参考になれば幸いです。
1.なぜ今回のサイトのデザインになったのか
2.採用サイトに携わって感じたこと
1.なぜ今回のサイトのデザインになったのか
自分で作ったものを言葉で隅まで説明してしまうのはデザイナーとしてどうなんだwという節はありますが、せっかくなので書いてみようと思います。
ⅰ.採用サイトの全体を通じて伝えたかったコト
今回アトラエの採用サイトは新卒向けでも中途向けでもなくオープンにアトラエの門を叩いてくれる人に向けたものになっています。どちらも採用の前提となる、アトラエの価値観への共感を求めているため、新卒、中途関係なく、未来の仲間に向けたメッセージになっています。
正しいコトを胸を張れるやり方で。
誇りあるチームこそが世界中を魅了すると信じて。
僕たちアトラエには掲げるvisionやvalueがありこの2つが全ての事象に影響しています。このvisionとvalueがあるからこそ今の組織形態があり、今の事業が存在しています。
Vision(目指すべきビジョン)
- 世界中の人々を魅了する会社をつくる
Value(我々が重視する価値観)
- 大切な人に誇れる会社であり続ける
だからこそ、何故今のアトラエがあり、今の組織形態をとっていて、今の事業を行なっているのか、その結果どのような社会的価値が生み出されているのか
そこが一貫して伝わるようなものを目指して取り組みました。
見た目的なデザインでなんか凄そう....というものではなく、いかに内容が伝わるか。デザインという観点では情報設計や言葉へのこだわりの方が強かったです。
ちなみにこのTOPページは写真がランダムで全メンバーが登場するようになっています。アトラエという会社は全員が経営者であり、全員が主役です。その個々の想いを乗せた船がアトラエであると考えているので、内定者を含め全員が登場します。
ⅱ.全体で伝えたいコトを伝えるために
今回気をつけた点として、中心の思想から
アトラエは自分たちの誇りをすごく大事にしています。価値があると思えないもの、想いの乗らないものへ手を出すコトはしない会社です。だからこそ中心の思想から何を行い、その中のアトラエメンバーがどのような想いで働いているのかを伝えられるようにサイトの導線を引いています。
会社は組織と事業から成立します。この2つもvisionとvalueの概念から成立し
組織と事業もそれぞれ大事にしたい核の想いがあり、そこから落ちてきた制度や事業が存在しています。
組織と事業のページは上位概念を伝えた上で、現場のメンバーがどのような想いで働いているのかを伝わるように現場のメンバーのインタビュー動画もあるので是非見ていただけると嬉しいです。
ⅲ.中途で入社した自分だから感じたコト
僕自身2018年の6月にアトラエにjoinして強く感じたことがありました。
この会社は外から見た印象と中の印象が違いすぎる
かなり大きな課題だと思います。17卒の僕ですが、新卒のタイミングからアトラエという会社を認識していましたし、説明会にも足を運んだことはありました。
その中で感じたのは「あったかそうな会社で、組織づくりにこだわっているGreenで有名な会社」今言うと怒られそうですが正直これくらいな印象でした。笑
しかし中途で入社して1週間もたたないうちに伝わっていない良さがどんどん出てきたので、いかに"アトラエという会社の全体像を抜け漏れなく伝えるか"にフォーカスした方がいい!と思ったので今回のサイトのようなアウトプットになりました。
2.採用サイトに携わって感じたこと
約2.5ヶ月間に渡って行なったこのプロジェクトですが初めて採用サイトというものを自分でデザインしてみて感じたことがいくつかありました。
ⅰ.世の中の採用サイトはツギハギだらけ
これはあくまで僕個人の主観でしかありませんが、採用サイトはその会社の良い面をツギハギで魅せているものが多いなぁと感じています。
訴求したい内容、タイトルから実際の制度まで見てみるとなんで、この事業やってるのかわからないし、制度としてなんでこれを出しているのかわからない。でもなんとなく良さそう。
そういった印象を持つものがあり、採用サイトで伝えたいことって果たして伝わっているのだろうか。所謂インタラクションや見た目のデザインで凄さを出すことで本当に自分たちの背中を預けられる仲間が来るんだろうか。
採用は単純にKPIを達成するだけだと短期的な成果にしかならない。なんのための採用なのか、社長や人事を中心にしっかりとアトラエの考え方を理解しながら進めていくことが重要だ。
そんなことを感じました。
ⅱ.採用は究極の営業で究極のカスタマーサクセス
前職でSaaSの営業をしていたので感じることでもあったのですが、SaaSって契約して終わりじゃなくて、どれだけ使い続けてくれるかが価値になるんですよね。
チャーン=解約という概念があるので解約されないためにユーザーに満足してもらうことが必要です。
そのため営業も売って終わりではなく、いかに期待値をすり合わせて提供するかが大事だったりします。できます!!!といってたのに契約してみたらできない。なんてサービスだと満足度は減ってしまいます。
採用に関してもうちはこんな会社です!という発言が期待値を大きく上げてしまい、結局こんなものかとガッカリされたりする。そうなってしまうとお互い悲しい。
それに自分の人生の大きな分岐点である選択肢を提供するのが人事だったりすると思うので、そういった観点からも究極の営業であり究極のカスタマーサクセスだと思うんです。
最近弊社のメンバーが書いた記事がとてもわかりやすいので、オススメです🎉
このサイトを見て来てくれた未来の仲間たちが、サイトと言ってること違うじゃねえか!!ってガッカリされないように会社としての輪郭がはっきり伝わるといいなぁと思っています。
だからこそ大変だったのが、勘違いを生まない表現。
よくアトラエは「あたたかそうで自由な会社だ」と少し緩い感覚で受け取られてしまうことがあります。自由と責任という言葉がnetflixやメルカリでも言われるように自由なのはパフォーマンスを出してもらうため、責任が伴う自由だったりします。
その覚悟感を誤認識されないようにするのも個人的には苦労をしました。
ⅲ.採用サイトは究極的には不要
今回採用サイトを作って感じたのは採用サイトって別に用意しなくてもいいんじゃないか。
理想はコーポレートサイト 見て共感してくれる人が来てくれるようになればいいし、現場の速度感や日々の事象を採用広報としてしっかり続けることが究極の採用サイトのUIUXなんだろうなと感じました。
採用広報、会社としてのCIそこを通じた採用までをデザインする観点を持つともっとアウトプットは変わるんだろうなぁと感じた今日この頃です。
そんなことができるように頑張ります。
最後に
入社してわずかしか経っていない段階での採用サイトデザイン。この会社のことが好きすぎて、伝えたいことが多すぎて、どうデザインに落とせばいいんだ。。。ってめちゃくちゃ苦労した2ヶ月間でした。
今回のこのプロジェクトは僕にとってアトラエという組織の輪郭を再認識させてくれるもので、デザインだけでなく、組織や採用にも学びのあるものでした。
前職を経験し、組織を再認識して改めて思うのはアトラエという環境がめちゃくちゃエキサイティングな環境だということです。心から価値のあると思うことを全力で成していきたい方、世界中を魅了する会社をつくるという山を一緒に登ってくれる方、少しでも興味を持ってくれた方は遊びに来てくれると嬉しいです。(いきなりはちょっとwって方はメッセージください🙆♂️)
アトラエブログにも人事の想いも含めて載ってますのでこちらも〜〜〜👀
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