ノリと勢いと自己表現
セブ留学でズンバを踊った。最初はなんとなく恥ずかしくて小さく先生の真似をして踊っていた。だってわたしダンスなんてしばらくしてないし、ズンバ初めてだし、きっと下手だし。
でもだんだん踊っているうちに、体と音楽がリンクして、気づけばノリノリですっかり入り込んでいた。そんなときに円の真ん中で１人ずつ踊っていくシーンが始まって、ひとりが踊るたびに歓声があがっていた。
しばらくしたときだった。真ん中に誰も居なくなって、「You !!Come on 」と先生がわたしを指差していたのだ。正直、むりむりむりってなって慌てていた。でももうみんなわたしの方を注目している。やるしかない。そう思って瞬間的に動きだした。
そしてそのまま真ん中に歩いて行き、何も考えずにアドリブで全力で踊った。ふと我に返ったとき、周りからは「ヒュー」っという歓声が上がっていた。何が起きてるかわからなかったけど、うまくリズムに合わせて踊れたみたいだ。そして円の周りに戻ったら隣にいる外国人に「Nice challenge 」と笑顔で言われて、もうほんとうにうれしかった。
下手とか上手とかじゃない。周りを気にせずどれだけ自己表現ができるかなんだって思った。難しいことは考えなくてよくてただ自分らしく、それでよかったのだ。ノリと勢いに身を任せ自分を表現できるようになったら、今よりもっとたのしく生きられる気がした。