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動よりも激しく動く静=勢

姿勢が大事。字の如く、【姿】に込められた【勢】い。以前から行っている醜足のトレーニング。醜足の場合トレーニングという言葉より鍛錬という言葉の方が言葉の意味合いとして繋がりがあります。トレーニングだと四股の方が適当な感じがします。

醜足。中国武術の站椿と同じように立禅というものに属するもの。【醜】という言葉には力強さや頑丈さという意味もある。洗練させて練り上げていくということ禅の部分も含む醜足を自分は行っています。

禅とは、精神を統一して真理を追究するという意味のサンスクリット語を音訳した「禅那」(ぜんな)の略で、坐禅修行をする禅宗をさす言葉です。禅について書かれた文献はたくさんありますが、簡単に説明すると、自分自身の存在の真実を探すこと。そのために禅僧は修行をするのですが、禅は普段の暮らしの中でも実践できます。みずからを律し、万物に感謝し、ムダを省き、生き方を見つめ直すこと。そんな根本的なことが禅につながります。

坐禅修行=イメージしやすいのは足を交互に重ね組んで行うアレです。ただ姿形はどういうものでもよくて、上にもあるように、

【みずからを律し】

【ムダを省き】

【精神を統一】

という部分が大事。立禅とは立ち姿で行う禅行為。武術や武道では求道という言い方の方が精神面の表現としては伝わりやすいかもしれない。

ものすごくしんどい。終了後の全身の消耗度が段違い。【道】の概念を理解するにはかなり遠いけども、物理的な動きは止めながら全身を動かすという部分はやっていたから部分的には理解できてる。それでこの消耗度なら、【禅】の部分と【道】の部分の理解がもっと進んだらもっと消耗=無駄が削ぎ落とされていくんだろうなと思いながら、醜足と站椿を今日も繰り返す。

通常のスクワットやアイソメトリックのようなものと違って、太腿が熱くなるのは似てるけども、全身が燃えるまでのスピードが違うし、型を保ったままどんどん燃えるのが実感できる。

醜足をやるときに、踏み込みを自分はやっていない。トレーニングの場所が2階で、全力で醜足踏んだら床が抜ける(笑)

自分の使い分けとしては、全身を起こすのに醜足。

全身を燃やすのに醜足+站椿。站椿の方が全身を止めたまま全力で動かすという【勢】を今はイメージがしやすい。

ヨガマット1つ分で十分にできる鍛錬で、基本鍛錬でもあるので基本が大事!とするならば本当にオススメ。

身体を存分に練り上げよう


ではでは。

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