「不安」って幻想なんだよ
身近に80代のおばあちゃん達がいる
みんな、肉も食べれば、お酒も飲む。1人は、ピザにはコークと決めているし、タバコも美味しそうに吸う。節々の痛みは年齢並みにあるし、製薬会社が儲かりそうな薬も常飲。
でも、みんな元気。
オーガニック野菜を育てているので、「健康」には人並み以上に興味がある。だから元気なお年寄りに会うと、ついついその人が食べてきた食歴にも興味が湧く。
みんなに共通していえることは、オーガニック食材を好んで食べてもいなければ、グルテンフリーなんて概念すらないし、甘いお菓子も好きだし、体にヤバいとも言われているサラダ油をふつうに使ってる。
食べることに関して気を付けていることは、「腹八分」くらい。
そんなおばあちゃん達と仲良く接していて、この人達の健康の秘訣は?と、僕なりに考えて出した解はこの4つ。
適度に「身体を使っている」こと。
野草取りに出かけたり、踊りをお教えたり、自転車で買い物にでかけたり。
畑の草むしりにきてくれたり。
「不安はイリュージョンだと知っている」こと。
長い人生で発見されたことなのだと思うけど、不安はほぼ杞憂だと知っている。
「イイ加減である」こと。
だらしないという意味ではなく、手の抜きどころを心得ていて、自分自身を愛した行動をしている。
「あるがままの本当の自分で生きている」こと。
自分の人生に偽りなく向き合って生きてきている。自分の内側の基準で生きている。
日本では海外では使用禁止の農薬が許可されているし、ストアーに行けばGMO食品も溢れかえっている。
農薬を使った野菜も、GMO食品も、食べても明日お腹は痛くならない。だから、怖さの実感は薄い。
そんな中でも、みんなに安全な食材が行き渡るのが理想。みんなが無理でも、せめて子供たちだけは、自然栽培や有機栽培、NON-GMO食品を食べて欲しい。
でも、「不安な食」以上に、私達の健康を左右するのは、私たちの「生き方」と「考え方」なんだと、元気なおばあちゃん達と一緒に、3時の甘いまんじゅうを食べる度に強く思うのです。
おしまい。