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何度この人に失恋しているのだろう。バカみたいだけど、自分でもバカだなと思っちゃうけど、会ってる時は死ぬほど楽しくてバイバイした後の虚無。それすらいいと思える、麻薬的存在。
彼とは良くない関係だった。最初は友達として、友達としてしか会わないよ、そうやって自分にも彼にも言い聞かせていたけど、男女の友情は脆すぎる。
一度もう会わないと決めたのに、また会ってしまった3月、別れの季節、春。忘れかけていたのに楽しすぎて、隣にいる彼が大好きで、辛かった。
1度目の別れの時には、好きという気持ちを伝えずやめようと言った。それがずっと心残りだった。だから今回は、好きなところしっかり伝えて、思ってることを全部凝縮した。普段よりも長めのラインで、しっかり伝えた。
この間のお別れする時、大事にしたいの、と伝えたら、おれも、本当大事にしたい、と大真面目な顔で言ってくれたのポカポカしているよ。大事にしてくれる人はこんな関係にさせないってわかってるけど、本当に嬉しかった。
今回、もう会わないと決めたのには理由が二つあって、
一つ目は、離れていっちゃう感覚が強くなったから。彼はなんでもできるし、私の知らないコミュニティがいっぱいあるし、素敵。キラキラしてる。でもそこに、どんどん手の届かない存在になっている感覚があって辛かった。会えば会うほど知らないことが増えていく感覚、おかしいなって思った。
二つ目は、大好きな彼の幸せを壊す勇気はなかったこと。大事にしたかった。何が正解かわからない、自分の気持ちを優先したっていいだろうし、たくさんの恋愛コラムも読んだし、わからなくなって困ったけど、彼を大事にしたいことだけは変わらなかった。私が彼を悪くさせてること、その罪悪感を払拭するためでもある。ある意味エゴだ。最後にあんな思いの丈をつづったLINEを送りつけたのもエゴ。全部エゴ。正当化したい、自分がただしい人間でいたかったというのが根底にありながらも建前はそれ。
苦しい苦しい、いつ癒えるかわからない傷をまた負ってしまったけれど、昔の自分の日記を見て、傷ついている自分を思い返して、学んだ私を見返して、私のこと裏切ることなんてできなかった。
大好き。大好き、本当好き。彼といる時の自分も好きだった、これ以上一緒にいて心地の良い人はいるのか。頑張ってね、自分。