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この真珠は、アコヤ真珠の10mm珠です
この珠を見た時、おそらく多くの人はイヤリングやピアスにしようと考えるのではないでしょうか
もう少し踏み込んで考えると、お手持ちの数珠つなぎのネックレスに合わせて…とイメージするかもしれません
そこに男性用のアイテムをイメージすることはほとんどないと思います
え?男性用のアイテムって何?
という方も多いと思います
このように双子のように組まれた珠を男性用のアイテムにと考える場合ピアスのイメージはなく、カフスボタンになると思います
カフスって…着けます?
私は保険の代理店の営業マン以外でカフスを着けている人を見たことがありませんそして、この季節…着けますか…?
私たちが目指しているものはその【?】にあります
多くのジュエリーが【女性用】【男性用】と分かれており特に真珠は冠婚葬祭用のアイテムとして不動の地位を気づいてきました
それは素晴らしいことであり、日本人が必ず一度は出席する喜びと悲しみの席に必須で、「ある程度の年齢になったらし本物を持たなきゃね!」の文句で、各家庭に一本は必ずあるジュエリーになりました
ところが、それが今ちょっと売りづらい感じを作り出してしまっていると私は思います
本来、ジュエリーは男性も女性も身につけるものでした
美術館などで見る貴族の肖像画には権力の象徴として男性も女性も
これでもかっ!!!
と言わんばかりのジュエリーを身に纏っています。当時養殖が難しかったであろう真珠も
これでもかっ!!!
と描かれています(本当に持っていたのかはわかりませんが)
和服の文化の日本人には確かに首を飾ったり、手首や指を飾るのは難しかったと思います。女性なら簪、帯留め、男性なら刀の柄、鍔に傾向したのも肯けますが
ヨーロッパの人であろうと、日本人であろうと何かしらのジュエリーでちょっとカッコつけたい
って気持ちは昔も今も変わらないのではないでしょうか?
いつからか男性はスーツで身を包み、目立つことを恐れ
ジュエリーは女性だけのもののようになってしまいました
女性の私としては嬉しいことですが、ジュエリーで商売をしている身としては販路が狭まりとても残念なことでもあります
昨年から、ジェンダーのあり方についてが話題となり
MIKIMOTOさんがコラボレーションで男性でもつけられるアイテムを発表して話題になりました
正直
嬉しかった!!!!!
大きな会社が手掛けて話題を作ってくれないと世の中は動き出しません
この【男性でもつけられる】がポイントです
私が考えているジェンダーに捉われないジュエリーは何も【男性用】【女性用】と区別しているものではありません
彼女や奥様の持ち物を「ちょっと貸して」と気軽にシェアできるアイテムこそジェンダーに捉われないジュエリーだと考えています
先ほどのペアのアコヤ真珠も、たとえピアスになったとしてもそれをお召しの方が女性であるとは限らない、そんな世の中になってくれればいいなぁ…と願っています。
まだまだ試行錯誤段階ですし
そうは言っても
きゃわい〜ラブリー❤️ピンクな真珠を身につけることに抵抗がある男性はもちろん一定数いると思います
そして、ゴッツゴツの黒蝶の石の塊!!!!みたいなケシのネックレスをつけることに抵抗がある女性も一定数いると思います
そこのちょうどいいところを
私たちが縫って繋ぎ合わせていくことで
脱!!!冠婚葬祭!!!!
が達成できるのではないかと思っています
ここのところ天気が思わしくなく、写真撮影が滞っておりますが
私たちに与えられた課題の一つであることは間違いないので少しずつご提案していければと思っております
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