音の出入り口はやはり「価格差=音質差」なのか?

こんな動画が目に入った。

比較した結果、SSL2+より、Baby face Proの「圧勝」っていうんだけど。

3万と10万という価格差はあるとはいえ、かのSSLの名を冠した製品が、音質的に「圧勝」を許すなんて、ちょっと穏やかでない。

うちのMOTU m2はどうなのか?

伝統あるメーカーのMOTUが、10万円クラスの製品に搭載したテクノロジーを惜しみなく投入した、とあるが、実際のところどうなのか?

急に気になってきた。

YouTubeを見てみると、お誂え向きの動画があった。

2万円台のMOTU m2と、実勢価格13万くらいのMOTU 828esの、録音音質比較レビューである。

正直なところ、うちのモニタースピーカー(MSP5)で中音量で聴いても、差はさっぱりわからない。

ヘッドホンで大音量で聴くと、低音と高音がMOTU 828esの方が少し多めに出ているくらいの差が、わかるようになった。

さすがに10万円クラスの製品と、同等のテクノロジーを使っている、というだけで、同じ品質である、というわけではなさそうだ。

そりゃそうだ。

しかし

「ワオ!全く違いがわからない!m2ワンダホー!」

という結果をちょっと期待してしまった。

冷静になろう。

私の用途は、ボーカル録音中心だ。

なのでそもそもそんな超低音や超高音を録る需要は想定していない。

もっとちゃんと録りたければ、モモスタジオに行って、録ってもらえばいい。

何よりホームユースで、憧れのMOTUブランドである事が大事なのさ。

しかし一方で、828esは確かに特性が若干良いと感じたのも確か。

なんかこういうことが気になって時間を取られるよりは(今回だけで2時間くらい費やしただろうか)、RME babyfaceのようなパーソナル用途ではもうこれ以上無いという評価のものを無理して買ってしまった方が、精神衛生面も含めて結果的にコストパフォーマンスが良い、ということになりそう。

かといって二児のパパ、そんなに可処分所得、ございませんが、、

というわけでこの件については、おそらく究極のツール「Pro Tools HD」あたりを購入するまでは、引き続き懸案となりそうです。


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