寄席を観に行った
今日は、実家でイベントに、80歳の父と二人で行った。
たっぷり3時間の観覧。
エンタメ系の観覧は、自分の興味が無いものに付き合うのはすごいパワーが居る…と、今更ながら思った。
もちろん、噺家さんたちの話芸は、さすがだけれど、落語は、映像がない分、映画より想像力を使うし、能動的に考えて笑う、という努力を観る側にも強いられる、という点で、子供の映画に付き合うより、敷居が高い。
エンタメは、二、三十代で堪能し尽くしたから、ちょっと、当分、いいわ、となぜか、40代エンタメ不要論に、思考シフト。
エンタメって、種類によるけど、基本、おじさんと相性が悪いと思う。
おじさんは、概ね、育児、介護、仕事のいずれか(もしくはいくつか、あるいは全て)で基本的に精一杯。なかなか自分が楽しむ余裕が無い。
また、性欲という、厄介なものも、少なくとも種の生存本能としての、性欲からは、父親になることにより、ようやく解放されるわけで、統計的には、恐らく一番、理性的に生きる事ができる年代であると言える。
それは裏を返せば、種類にもよるが、「恋愛」というエンタメの創造、あるいは消費にとって、欠かすことのできない営みと、最も遠くなる時期でもある。
そもそも、そういう時期なのに、あまり興味のないエンタメに付き合いで、行ってしまったがため、40代エンタメ不要論という極端な思考に、至ってしまったのである。
エンタメという、他人がこしらえた架空の世界に入り込むのは、もったいないと、感じてしまう。
少なくとも私は、今、可処分時間は、科学の謎を、少しでも解き明かしたい。具体的には、中学生時代に興味を持ちつつも、半端に終わってしまっていた、電波の謎解きに、全振りしたい。エンタメを消費する時間があるなら。
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