顔で診る内臓の不調!自己望診をしてみよう!
顔から読み取れるのは
表情だけではありません。
色や質感の状態から、
内臓の好・不調、体質、食生活の偏りまで見えてくることがあります。
その診断法として伝わるのが
「自己望診断」。
顔を観察することで体のコンディションを見る、マクロビオティックの手当法。
東洋医学においても同様の診断法があります。
例えば肌の色。
甘いものを食べすぎたり、
カルシウムが不足していると、
肌は赤みを帯びてきます。
緑黄色野菜の不足は黄味となるし、
アルコールの取りすぎは肌を茶色くさせます。
足裏に全身の反射区があるのと同じように、眉間は肝臓、ほおは肺など顔には各臓器のゾーンが配置されています。
ここに起きる変化を見つめることで、不調が起こっている可能性を判断することができるのです。
3〜10分という長い時間、
同じポーズを取り続けることで、
経絡への刺激を重視する
「陰ヨガ」のメソッドで
体を内側から元気にしていきましょう。
控えたほうがいいもの、
積極的に取ったほうがいいものもチェックしてみましょう。
【陰ヨガ+αの対策法】
■眉間にシワがある人は「肝臓」
肝経が通っているのは上半身の側面。上半身を前に倒さないように注意しながら、ワキから腰にかけてゆっくりとストレッチ。
消化・吸収に加え、解毒の働きもある肝臓は、疲労しやすい臓器。酸味のある素材を取って疲れをいたわりましょう。
■目の下にクマがある人は「腎臓」
ふくらはぎの内側、内モモ、腹と胸を通る腎経を刺激。手とヒザの位置を調整し、気持ちよくストレッチできる体勢を探して。
バナナやマンゴーなどの南国の食品は、体を冷やし腎臓に負担をかけます。コーヒーのカフェインも悪影響があるのでNGです。
■アゴに吹き出物がある人は「生殖器」
合わせた足裏を、できるだけ遠い位置にセットし、前屈。足と背面のストレッチで子宮・卵巣・膀胱などに働きかける。
カブやタマネギなど、地表にできる形の丸い野菜がおすすめ。地上からも地下からもエネルギーを得られて陰陽のバランスがよいためです。
■ほおが赤い人は「肺」
肺経の通り道は、胃・肺から腕の内側を通って手の親指まで。横たわり体をツイストさせながら、親指を意識して腕をグーッと伸ばす。
脂質が多い動物性の食物は、
肺への負担がかかるので注意しましょう。
牛乳やヨーグルトなど乳製品を取りすぎないようにしましょう。