長時間立っていると腰が痛くてたまらない...それって...
慢性的な腰痛症状は、
放っておくと
深刻な状況に陥る可能性が高い。
とはいえ、整形外科に行くのは怖い…。
二の足を踏んでいるあなたに、
「あるある腰痛患者」のケースをご紹介。
例えばこんな人…
「長い時間立っていると腰が痛くてたまらない」
50代主婦・Bさん
50代に突入してからというもの、
長い時間立っていたり長く歩くと腰が痛くなるとのこと。
お友達との立ち話もなんだか辛いし、
大好きなバスツアーでの
団体行動に最近はついていくのが精一杯。
若い頃は結構真剣にスポーツに取り組んでいたのに。まだ50代前半なのに、こんなありさまで情けないです。
まずはチェック! 背骨の基本構造から
検査を。
その腰の痛みの原因はどこにあるのか?
どう対処すればいいのか?
背骨のS字カーブの基本構造を頭に入れたうえで、
とある整形外科の名医の診断の様子はこちら
得意的腰痛の原因部位
先生(以下、医)
お待たせしましたBさん。
なるほど、台所で立ち仕事をしているとき腰が痛むようになったんですね。
Bさん(以下、B)
はい、長い距離を歩くときも痛むんです。
医 とにかくレントゲン検査をしてみましょう。
手術の場合も2〜3週間で退院。
B あれ? 気のせいか背骨が…。
医
そうなんです。
椎間板が潰れて腰椎の4番が5番に対してお腹側にズレて、背骨の中を通っている神経が圧迫されています。Bさん、あなたは腰椎変性すべり症です。
B えっ私、すべってるんですか!?
【腰椎変性すべり症のメカニズム】
椎間板や背骨を繫ぐ椎間関節が加齢によって変性し、背骨(椎体)が前にズレる。すると脊柱管という神経の通り道が狭くなり、骨や靱帯、椎間板などが神経を圧迫し、痛みが生じる。
先 原因は分かっていませんが、
女性は男性の約5倍発症しやすいといわれています。
男性の場合は成長期にスポーツをやっていて背骨の一部が分離してしまい、
加齢によって腰椎がすべる腰椎分離すべり症が多いんですが…。
B 先生! 私それです!
中学高校と、テニス漬けの青春でした!
腰椎変性すべり症 の 診察
医: そうだったんですねでも、
Bさんの場合は分離もないし、50代の女性に多い腰椎変性すべり症ですね。
B: …。老化現象なんですね。このままどんどんすべっていくんでしょうか、私?
医:大丈夫です。
しびれなどの強い神経症状もないので鎮痛薬やビタミン剤投与で経過を見ましょう。
B:手術とかをしなくても?
医:進行して症状が悪化した場合は、
矯正固定術といって背骨の後ろにボルトを入れてロットで繫いで矯正し、椎間板を切除して自分の骨を移植して固定する手術をします。
B:よく分かんないけど、怖いです…
医: 背骨の動きは制限されますが日常生活に支障はないし、手術後は2〜3週間で退院できます。
B: でも〜、私の場合はそこまで悪化してないんですよね?
医: そうですね。
近所の整形外科クリニックなどで、温熱療法や電気療法を試してみてください。
B:はい。すべりがちな背骨とうまく付き合っていきます〜。
いかがでしたでしょうか?
実際に医療機関における受診の際の
内容はこのような感じではないでしょうか?
最近では鍼灸や整体によるケアも
勧められてきています。
取り替えのきかない大事な身体
一生大事にして不快のない状態を常に
維持し続けたいですよね。