【第二弾!インフルエンザが半日で抜ける!】薬剤師実践の漢方セルフメディケーション【期間限定:有料記事⇒無料記事】
インフルエンザの時期になるため、今回特別に有料記事から無料記事にしました。【2020年11月~2021年3月末】
麻黄湯
薬剤師の私もこのインフルエンザ時期は麻黄湯を持参してます!皆さんも是非持参していただき、備えてもらえればと思います!!!
皆さん、インフルエンザ治療といえば、病院に行って、インフルエンザ薬を先生に処方してもらう事が多いと思います!タミフルやイナビルというお薬の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?実はインフルエンザ薬の効果って、5日で自然治癒するのが、4日になる程度なんです。1日早まるだけ!?衝撃ですよね!?あと、異常行動の副作用など医療従事者から説明されたら怖い~と思われる方もいるのではないでしょうか?
感冒やインフルエンザなどの治療は漢方が独壇場!と言っても過言ではないです!
今回、インフルエンザの症状が半日で抜ける!!!漢方をご紹介したいと思います。
商品概要:【麻黄湯(マオウトウ)】市販:ツムラ・クラシエなど
※【第2類医薬品】ツムラ漢方 麻黄湯エキス顆粒 リンク https://a.r10.to/hbaJU8
※【第2類医薬品】『麻黄湯エキス 顆粒 30包』【満量処方】リンク
https://a.r10.to/hIWCTI
ポイントをまとめると、以下になります。
①麻黄湯はインフルエンザの解熱において、タミフルと同等もしくはそれ以上の効果が期待できる!
②対象者:インフルエンザの初期症状の方、無汗(汗をかいてない)が絶対条件、なるべく体力のある方
③服用方法:就寝時を除き、3-4時間に(本当にぐったりしているときは2時間おきに)1回1包ずつ服用、発汗するまで服用継続する。
④インフルエンザ初期、中期、後期で用いる漢方が変わる!
⑤麻黄湯市販薬は満量処方を選ぼう!
詳しく説明していきましょう!
①インフルエンザ薬の群と麻黄湯の群で、解熱(37.5℃以下、24時間継続)までの時間に差はなかったというエビデンスがある。
②麻黄湯は汗をかかせることが目的。そのため、無汗であることが絶対条件であり、発汗してる場合、別の漢方をチョイスする必要がある。汗をかくと体力が消耗するので、高齢者より体力がある小児・若者にオススメ。
③添付文書を見ると、1日3回 毎食前に1回1包と記載があるが、インフルエンザ初期に発汗させることが目的なので、上記のように飲むのがいいです。また、初回に1回2包飲んで、2時間おきに1包ずつ飲む方法もあります!寝る前に飲んだら汗びっしょりになって、ヒア汗となって気化熱で体温が下がってしまうことがあるので、避けましょう。例)麻黄湯初回1回2包、2時間おきに1回1包で飲み、発汗するまで服用を継続
④インフルエンザ時期
インフルエンザ初期
・無汗で、まだ元気があるときは麻黄湯
・無汗で、最初からぐったりしていて動けないときは麻黄湯+越婢加朮湯
・ちょっと汗をかいているときは桂枝湯+麻杏甘石湯
インフルエンザ中期(解熱したと思ったらまた熱が上がった)
・熱が上がったり下がったりの場合、小柴胡湯 or 柴胡桂枝湯
インフルエンザ後期(解熱をしたが、食欲がない)
・食欲がなくて倦怠感がある場合、補中益気湯
⑤漢方の市販薬で「満量処方」というこ言葉を見たことがありますか?これは処方箋でもらう漢方の成分(生薬含有量)と同じ量ってことです。つまり、処方箋をもらわなくても、市販薬で同等の治療が可能という意味です!置き薬に1つ持参しておきましょう!
※補足:体を温めることが重要!部屋を暖かくして、布団に潜り込み、暖かいスープを飲むと効果的です。
最後に・・・使用する場合は、現病歴・既往歴、アレルギー歴・副作用歴、併用薬、妊娠・授乳の有無などご確認の上、かかりつけ医もしくはかかりつけ薬剤師に相談の上、指示に従ってお飲みください。
【参考文献】
・使ってみよう漢方薬 急性期・入院・外来診療で使える定番処方とエビデンス 著者 国際医療福祉大学熱海病院腎臓内科・漢方内科教授 小野孝彦
・漢方スクエア 第三回 インフルエンザ 中島俊彦 https://www.kampo-s.jp/web_magazine/back_number/325/index-325.htm