ベトナムゲアン省のクイホップのサトウキビについて
ベトナムの中部でゲアン省クイホップ県にはサトウキビ畑が広大に広がる地域がある。
クイホップはかつて有名なオレンジ栽培の場所として有名だった。
しかし、ここでのオレンジの栽培は害虫が付きやすくや病気になりやすいため、大量の農薬も使うことに不合理や害悪とも考え収穫量もこの害虫と病気に影響されやすいため、誰もが虚しく、人々はオレンジの栽培をやめることととした。
思い切ったサトウキビへの転作を断行することとなった。
サトウキビは成長しやすい作物でもあり、一度植えるだけで、切り取ったときに新たな根を張らせることができる。
この利点に気が付いた。
次の作物では、定期的に肥料を与え、除草し、葉を引っ張り、水をやるだけで、サトウキビは投資に多くの時間やお金を費やすことなく、自らの自助の力で、より良く成長し、人々が安定した収入を生み出すことを期待できた。
クイホップの人々は団結して情報を共有することを重視した。
サトウキビが高収量を達成するためには、最初の作物を深く植えることが大事である。そして、収穫するときは、根の近くで古い根を切り落とす。
次に耕して、新しい値が深く根を張れるような柔らかい土壌、土づくりを行った。
熟考して選別した良い肥料を与え、サトウキビの輪作のために、根の土壌を耕して、新しい根を作り続けることで、サトウキビはより良好な発芽を呼び引き出すことが出来る。
この努力で、毎年高収量で、数年で120トン/ヘクタールを達成することが出来た。
最初は、年間で1 ヘクタール当たりで6,000万ドンVD(日本円で約30万円ぐらい)の利益を上げるようになった。
すべてのサトウキビは、以前に署名された契約に従って、110万ドンVD/1トン当たりの価格で、同ゲアン省でのNGHE AN NASU株式会社が買い取ることとなる。
クイホップ村の各家族は約3ヘクタールを栽培し、約360トンのサトウキビを収穫すると年間約4億ドンVD(日本円で約200万円ぐらい)の収入となる。
種苗費、肥料、耕作、労働者の雇用などのすべての費用を差し引いた後、...収集された金額は約2億8千万ドンVD(日本円で約140万円ぐらい)だと聴く。
オレンジの害虫や病気による木の倒壊などにとらわれず、クイホップ村の人々は、作物を転換すること、つまりサトウキビを育てることによって新しい方法を見出すことができた。
一年間の絶え間ない懸命な努力、投資、そして世話の後、サトウキビはついに農家を失望させず、高い生産性をもたらし、クイホップ村の人々の経済と生活の改善、向上をもたす2オレンジ色の暗闇の中の眩い光りの道”となり、ゲアン省でも羨望の村となっている。
ある外国人就労者のご家族との出会いから新たなさとうきび畑の歴史の重さを私たちは感慨深く知ることとなった。