なんてことない 日記 - ロマンに対する各々の見解
今日の金ローは『ジュラシックワールド』でした、
生憎見たことがなかったので見よっかなとリモコンを手にしたら、子供に「あかんで 👧 」と取り上げられ、彼女がこよなく愛する『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(略称 そこんトコロ!)に切り替えられました。
彼女曰く映画に世界は現実ではなく、虚構の世界なので嫌なんだそうです。
文章用にそれらしくまとめていますが、実際は「嘘の話やもん、映画のセットの中には ※ 恐竜居らんやろ 👧 」と実に子供らしい忌憚のない発言をしています。(※ 恐竜はCGだと言いたいのでしょう、何ちゅうリアリストや 💔)
私「この映画の最大の魅力はパート1では恐ろしいヒールとして観客を震え上がらせたラプトルが、パート4の世代では育ての親である主人公に深い信頼と愛情を寄せていて 紆余曲折はあるものの 最終的に自分の倍以上の大型で凶暴なハイブリッド恐竜に古株の絶対的エース レクシィと共に立ち向かうってのが熱いやん、いじらしくて泣くやん、ちな主人公はみんな大好き(?)クリプラやで 👩 」
子供「ウチは物語の恐竜より、実際に発掘された恐竜の骨の方が、ジュラ紀を想像出来るからロマンを感じるんや。映画では何かしら誰か大怪我したり死ぬから嫌なんや 👧 」
人それぞれロマンの感じ方は異なりますね。
フィクションではあるものの人間と恐竜の親子愛にロマンを感じるのも、発掘された骨や化石などを見て約2億100万年前の地球や恐竜たちを想像するのもそれぞれのロマンで楽しいじゃァござんせんか。
恐竜恐竜と言うててふと記憶の扉がパカッと開いたのですが、私がお小遣いで生まれて初めて買ったCLAMP作品は『REX 恐竜物語』だったな と。
絵柄がとても可愛くてラストのヒロイン千恵ちゃんの台詞がとても感動的だったなァ、そんな話をうっかりガチな友達にしちゃったから まずは『東京BABYLON』を読め と言われて読んで大層驚いたのを覚えています。入口が『REX 恐竜物語』なんだぜ !?
1巻の時点で「何で北斗ちゃんはド派手な格好してるん?」「何で北斗ちゃんは主人公たちをくっつけたがるん?」と気になって気になってろくに読み進めることができず1、2巻で有耶無耶になってしまった苦い記憶... あの頃はピュアなアホ過ぎてBL知らんかったんやー。そう 波動拳は無理でも頑張ったらダブルラリアットはマスター出来るんちゃうか、と夢見て無駄にグルグル回っていたアホの子にはCLAMP作品は早すぎて高みすぎたんや…。
その子は他にも『炎の蜃気楼』を、別の友達には折原みと先生の作品を読むよう課題でドッサリ渡されて泣きそうやった中学時代。何であの頃の、私の友人達は自分のお気に入りの作品を読め読め言うたんやろ。私は一度も一緒にダブルラリアットしよ、なんて無理強いしたことないのに。
何だかしょっぱい思い出話になってしまいましたね、きっと誰も悪くないのです。CLAMP作品や炎の蜃気楼シリーズを愛していたあの子も、折原みと先生の作品が好きすぎるあの子も、飛び道具は無理や と諦めていた私も みんなそれぞれのロマンがあってよかったのです。
あの頃は知らなかった、ダイバーシティを学校で習いたかったな。今はもうオバさんだけど学びに早いも遅いもないので、これからを見越して学び続けます。
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