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憲法記念日には、だんごが合う
今日は日本国憲法が施行されてから74年目の日
日本国憲法が1人の人間ならば、、、74歳。
「まだまだ元気だぞー!」
と現役バリバリだろうか。。
はたまた、
「もう足腰も弱って立っているのがやっと。…もうワシの役目はおわりだな。トホホ…」
と弱気だろうか。。
ーー
と、冒頭でいきなり、日本国憲法を擬人化したのは、2016年に刊行された
『憲法くん』という絵本からの受け売りだ。
この絵本、コメディアンの松元ヒロさんが日本国憲法を『憲法くん』という名で擬人化して演じる舞台を絵本にしたもの。
この絵本のなかで、憲法くんは
「わたし、憲法くんはみなさんにがんばれといわれれば、まだまだがんばります。」
と言っている。
そして、憲法くんは、自分の役割を
「個人の自由がうばわれないように、国をおさめる人たちが、自分勝手な政治をおこなわないように、歯どめをかけているんです。」
と話している。
・
・
ん?!
「え?!日本国憲法って、わたしたち国民が守らないといけないことを書いてるんじゃないの?!」
と思った方もいるかもしれません。
(わたしも実はそう思ってました。。。)
・
・
でも、ちがうんです。
憲法を守らなければならないのは、政治家やこの国の総理大臣など、私たちの税金で暮らしているような、権力を持つ人たちなんだそうです。
ーー
日本国憲法は、戦争という事象の中だったとはいえ、個人の感情、思想、命までもが国策という大きな力の前に蔑ろにされた過去を経て生まれました。
この世に唯一の、自分という存在を大事にし続けることが困難だった経験を経て、敗戦という結果だったとしても、
こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という想いが、込められて生まれたもの。
それを国民に気づかれないように、巧妙に言葉を変えてたり、災害や有事の対策や協力と言って、自分たちの力が及ぶ範囲を広げ、わたしたちの自由や命を脅かそうとしている。それが
『憲法改正』("改悪")とわたし自身は思ってます。
憲法くん(松元ヒロさん)は、
「わたしが生まれてからたった一度も、戦争という名前のついたおこないで、人を殺したことも、人に殺されたこともありません。
わたしは、そのことを誇りに思っています。」
と言っています。そして、
「わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。わたしは、みなさんのわたし、なんですから。
わたしを、みなさんに託しましたよ。」
と。
わたしは、そんな憲法くんが好きだ。
ーー
こんなことを考えるようになったのは、
石川県に住んでいた約1年半の中で、日本国憲法にふれること、戦争と平和というものを考えることが、とても多かったから。
なぜかというと、
石川県には、2003年に開戦したイラク戦争の2年前、9.11アメリカ同時多発テロ事件が起きた、2001年から今日まで(今年で20年間!)『ピースウォーク金沢』という活動を続けている人たちがいる。
この、ピースウォークは、その年のテーマカラーを身につけたり、参加者が各自の想いを書いたプラカードを掲げて、楽器隊が音楽を奏でながら、金沢市内の中心部を歩くもの。
そして、ヘイトスピーチなどを一切せず、
とにかく
「私たちは平和が好きだ!」
と意思表示をしながら楽しく歩く。(歩き方までピースだ。)
ここ2年間は、コロナ禍ということもあり、ウォークはできていないが、実行委員のメンバーが、毎年新しい発想やチャレンジをしながら、続けている。
幸運にもわたしが参加した年が、コロナ禍になる前年で、ウォークができた最後の年だった。
(このピースウォークという活動に参加するまでの経緯もたくさんあるので、それはまた次の機会に書きたいと思う。)
そんな、尊敬する人たちから、戦争や平和を考えるきっかけや、日本国憲法の生まれた経緯、国の公務といわれる仕事をする権力者と国民の関係などを学ぶ機会をいただいた。
もちろん、知らないことやズレた私の認識もあるかもしれないが、、、
私たち国民が、自ら平和を求めて行動をしない限り、平和なんてものは、するりと手から逃げて、自分の大切な人や子どもたちが悲しむ社会になってしまうことに気づけた。
ーー
今日は、年に1回の憲法記念日。
ただの連休の祝日ではなく、74年間、一度も戦争をしないでこられたことを『憲法くん』に感謝する日にしたい。
最後に、タイトルに戻るが…
今日、職場の同僚が美味しいと有名な団子を買ってきてくれた。
"だんご"は美味しくいただくけど
憲法改正(改悪)には…"だんこ"拒否だ。
という…しょーもない駄洒落をオチとして、今回はおわりたい。
(すみません。。)
読んでいただき、ありがとうございました。