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空想旅行

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2020年2月の記事一覧

座標感覚とメディア

一人暮らしを始めてから家で植物を育てるようになった。 実家に居た頃には、家の空間に植物があることに何も感じなかったけれど、自らが家の空間をコーディネートする側に立たされると、静的な家具類を置くだけで、生活は出来るけれど、少し息が詰まってしまう感じがする。 そこでコーヒーの木、金の生る木、そしてルバーブを育てているのだが、先週ごろから陽射しが春に近づいていくにつれ、植物たちの双葉がどんどん出てきているので、これから一層、暖かくなって大きくなってくるのが楽しみである。面白いもので

機能的価値から情緒的価値へ

今週の前半で長野県の松本市と諏訪市に旅をしてきました。 東京から3時間ほど離れた場所なのですが、日本アルプスに囲まれた土地に足を踏み入れると何気ない空気の美味しさや光の差す角度などが異なっていてとても新鮮です。 昨年鎌倉のあるお寺を散歩している時に、そこで働く庭師の方が「例えば人生がお鍋に入ったお湯だとしたら、日々の生活を営んでいるとどうしても吹きこぼれそうになる場面もあると。たまには、お鍋の蓋を外してガス抜き(湯気抜き?)をする必要があって、日常から少し離れて見ることが大事

ある日の、眼科で。

最新号のa quiet dayで取材した松本の犬飼眼鏡枠。 取材の折にオーダーした眼鏡のフレームが自分の手元にようやく届く。オーダーから4ヶ月ほどの間、ずっと待っていたかというと、そういった訳でもなく、なんとなく思い出す程度だったように思う。けれど、実際に手元に突然届くと、なんとも嬉しい気持ちになるものだ。Amazonでワンクリックすれば、次の日に手元に届いてしまうそんな世の中において、自分が買ったものがこんなにありがたみを感じさせてくれるとは、とても貴重な気付きを与えてくれ