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杉浦醫院(日本住血吸虫症の伝承館)に行ってきた

きっかけ

山梨県に自動車で行く機会があったので行ってきました。
同行者の目的は甲斐善光寺の御開帳を見たいという事だったので、先にそっちに行って目的を果たしておいてからの訪問です。
甲斐善光寺はまだ公共交通機関で行けるのですが…とりあえず山梨には朝から行ったので午前中には杉浦醫院に向かうことが出来ました。

暑かった

杉浦醫院って何

日本住血吸虫症の伝承館として維持管理されている施設です。かつてはこの病気の研究してた病院であり、風土病が蔓延してた頃は患者が行列を作ってたそうです。

そもそも日本住血吸虫症とは

読み物として読み応えがあるレベルになっている Wikipedia を読んで下さい。記事の充実度が凄いことで一部で有名。

アクセス

実質自動車一択。バス停も遠く鉄道駅もない。
駐車場にはアルプス通りの側道みたいなところからアプローチする必要があります。ストリートビューのリンクで奥に見える突き当りのところがこの施設の駐車場です。

施設及び展示内容

入り口から整備されてて綺麗
建物入り口

入館料は一人200円。ドアから入って上がると担当の人が来てくれます。月曜日に行ったこともあり館長さんが施設内を、一通り30分以上かけて説明してくれるという贅沢ツアーになりました。
Wikipediaの記事が充実してることは施設の方も認識されてるようで、”Wikipediaがきっかけで来られました?”みたいなことを確認された記憶があります。そして読んでるなら…ということで、何個か書いてないエピソードや資料の話をしていただけました。気になる人は是非現地に行ってみてください。

廊下に作られていた、杉浦先生がリラックスするスペースとして使われていた机と椅子
年代を考えると妙に近代化されているトイレ。これもエピソードがあります。
ピアノは現上皇陛下の生誕の際に記念して100台限定で作られたもので、現存する3台のうちの1台とのこと。
かつてはホタルの名所でもあったが…

マンホールの蓋がそれを示すわけではありませんが、ミヤイリガイ撲滅に巻き込まれて消えたホタルを取り戻すための活動もされているようでした。

地方病流行終息の碑

病気を撲滅したからこそではあるものの、この風土病の歴史の伝承をどうするか、という課題があるようです…
山梨に行くことがあれば是非、杉浦醫院を行き先の一つに検討してみてください。


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