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〖CONTAX Tvs DIGITAL〗鬼子母神の母なる駄菓子屋

子供の頃、毎日のように通っていた
駄菓子屋が、もう見られなくなって
しまう日が来るのは、そう遠くない
のかもしれない。
 
東京、雑司ヶ谷にある鬼子母神には、
江戸時代から続く上川口屋で今でも
王道の駄菓子が売られている。
 
そこはタイムスリップしかたのような
子供の頃に見た光景が目の前に現れる
場所であり、ノスタルジックな感情に
少し胸が締め付けられる場所でもある。


こぢんまりとした境内。
子供の遊ぶ声が聞こえてくる。


鳥居が並ぶ横に木造の平屋がある。
そこが1781年創業の上川口屋。


きれいに駄菓子が並べられている。
どれも見覚えのある物ばかり。


子供たちが何を買っているか気になる。
ここでは子供も大人もない平等な買い物客。


人間の子供を食べて、その後改心した
鬼子母神に子供たちが集まる駄菓子屋
があるというのも何となく興味深い。
 
いつまでもあってほしいが、いつかは
なくなる、という危うい頽廃感が実は
胸を締め付ける理由なのかもしれない。

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