お金のロードマップ17話 金持ち父さん貧乏父さんの教え1vol.2 お金のために働くか、お金に働かせるか!!人生の一番いい時期をお金のために過ごさないために
前回は著書『金持ち父さん貧乏父さん』の中で言われているチャンスは逃してはいけない。すぐに決断しないとすぐに目の前からなくなってしまうというお話をしました。
前回のまとめですが、
①チャンスは「待つ」ものではなく「掴み」にいくもの
②人生につつかれたとき戦う道を選ぶことができるか
③他人を変えようと思うのではなく、自分自身を変えよう
でしたね。
人に与えられた時間には限りがあるということを認識して行動していきましょう。
行動した人にしかチャンスは訪れません。
人生につつきまわされたとき、そのまま放置するのか、つつき返す相手を間違えるのか、それとも人生に挑戦するのかはあなた次第です。
他人を頼ってはいけません。決めるのはあなたです。
お金のために働く方法
お金のために働く方法を学ぶところ、それは学校です。
『一生懸命勉強して、いい成績をとって、いい大学を出て、安定したいい会社に入る』
誰しも子どものころ親に言われてきたようなセリフです。
そしてきっとみなさんは今会社に勤め、お給料をもらっていることと思います。
税金を払い、月末には請求書やクレジットの支払があると思います。
たいていの人は昇級して昨年より少し高くなったお給料をもらっても、臨時収入が入っても請求書の支払いに追われています。
なぜなのでしょうか。
それは少しばかりお給料が上がったからと言って、「生活の質」を上げているからです。
思い当たるふしはありませんか。
臨時収入をあてにして外食を増やしてみたり、ボーナスが近いから自分にご褒美と高価な買い物をしてみたりと「今まで」のお給料で生活できていたのに、急に支出の内容が変わったりする人がいます。それでは毎月お金の支払いに追われるばかりです。
学校では素晴らしい教育を受けさせてくれますが、『お金に関する教育』はしてくれませんでした。
先生がそういった教育をできない・知識がないということもありますが、日本という教育の仕組みの中では【お金のために働く方法】を学ばせるのが学校という場所になります。
「ほとんどの人は人生の一番いい時期をお金のために働いて過ごす」と本書では述べられています。
ほんとうは「お金のために働く」のではなく「お金に働いてもらう」方法を学んだほうがよいと思いますが、たいていの人はそうしません。
それはお金のために働くほうが簡単だからです。
人間は苦しく険しい道のりよりも簡単で安全な道のりを選びたがります。
子どものころは恥ずかしいとか笑われたくないという思いもなくがむしゃらに挑戦していたのに、成長とともに挑戦をやめてしまう人がいますが、他人の目線を意識しすぎるあまり行動できなくなっていると思います。
「お金に関する教育」も同じで今から勉強を始めると難しく周りで教えてくれる人もおらず、さらにはお金がもっと欲しいなんてことを言おうものならけしからんと言われるような空気感があり、お金について勉強しようと思った事すらない人もいるかもしれません。
しかし、今のこの日本の状態に身をおきながらそのようなことでいいのでしょうか。
上がり続ける物価・燃料費、たいして上がらない給料を見て、今月も苦しい・お金がないのがストレスと言ってみるものの現状を何も変えようとせず、結果だけを変えたがる人がたいはんですね。
むしろこの時代何もしないことのほうがリスクであると気付いている人たちは行動しています。
お金の奴隷から解放されるためにお金について勉強していく必要があると思います。
お金を自分のために働かせる方法
ほとんどの人はお金の悩みがつきない、又は悩みがあっても向き合おうとしていないと思います。
悩みがつきないのはお金が足りないからだと思い込み、たくさん仕事をしようとしますが、お金がたくさん手にはいったところで問題は解決しません。
きっとその稼いだお金も消費にまわってしまうことがほとんどだからです。
ではどうすればよいのか。
第一段階として、お金に関する教育が足りていないと気付くことです。
実はなんとなく気付いているけど、気づかない・見て見ぬふりをして、都合の悪いものには蓋をしている場合もあるかもしれませんね。
物事の本質は意外にシンプルです。自分の潜在意識に隠れている部分が自分の本質だったりします。
お金という科目は学べば学ぶほど、幅広く奥が深く、知らなくてはならないことがたくさんあります。
もし仮に今働いている職場でお金について教えるから明日から無給で働いてもらいますと言われたらあなたは働けますか。
当時9歳だった著者のロバート・キヨサキ氏が金持ち父さんからお金持ちになる方法を学びたいとお願いしたところ金持ち父さんが所有しているコンビニエンスストアで無給で働けと言われました。
あなたならどうしますか。辞退しますか。
本書では「頭を使え」ということを繰り返し書いています。
実際に無給で働くかどうかは別として社会人になったら学ぶことは自分でしなければなりません。
誰も学びに対してお金なんて払ってくれません。
それでも自分の頭を使って考えて、考えて、考え抜くのが重要です。
今就いている仕事においても与えられた仕事のみをこなし、自分で仕事を創り、探し、工夫していくことができない人はお金のことについて考えるなんてことはできないかもしれません。
仕事の時間は約8時間で仕事が嫌で嫌で仕方ない人は時間が過ぎるのを月曜日から金曜日まで毎週繰り返し、人生の7分の5が嫌で仕方ない状態です。
仕事の時間をだらだら、いやいや過ごした人は仕事以外の時間を学びの時間に使うことは難しいかもしれません。
明日は今日と辻褄を合わせて続いていくという言葉もあるように、今日頑張れなかった人は明日も頑張ることはできない可能性が高いです。
話は少し逸れてしまいましたが、お金に関する教育が足りないと気付いたら第二段階です。
これは本書にはないあくまで僕の考えですが、「学校のように誰かに教えてもらうことを期待はしない」というものです。
勘違いしないでほしいのですが、誰からも教えてもらわずに独学でお金について勉強したほうがいいと言っているわけではないです。
もちろんお金の知識について詳しい人やそれを教えてくれる人はいるかもしれませんが、知識やその方法を教えて「くれくれ」と搾取する人にはならないでほしいという意味です。
あなたの行動や考えが変わればものの見方や環境も変わってきますし、それを見てくれている人も必ずいます。
自分の利益だけを追求すると周りには誰もいなくなってしまうかもしれません。
謙虚さや誠実さ、感謝の気持ちなどを忘れてはいけません。
「お金は人生を豊かに過ごすために大切な道具ですが、それ自体は目的ではない」ということを意識しましょう。
本書では「お金がどのようにして働くかを学び、お金を自分のために働かせることができるようになれ」と書いています。
ぜひそんな理想の状態になれるように学び、行動していきましょう。
まとめ
①学校ではお金に関する教育はされず、家庭においてなされてきた
②お金のために働くことは簡単だが、お金の奴隷になる
③頭を使い、自分で考え、行動していこう