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お金のロードマップ109話 世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣vol.13 人脈の受け継ぎ

いつも読んでいただき、いいねをしてくださるみなさん、ありがとうございます。

今回も一緒に学んでいきましょう。

最近なぜ親が口酸っぱくして『貯金しなさい、貯金しなさい』と言っていたのか考えますが、昔は今と違って利率がとても高かったんだなぁと思いました。

ではなぜこんなにも日本の銀行の利率は下がってしまったのでしょうか。

1. 金融政策の緩和: 日本の中央銀行である日本銀行は、景気刺激やデフレーション対策として、長期間にわたり金融政策の緩和を実施してきました。
これには低金利政策や量的緩和などが含まれ、金融市場全体の金利水準を引き下げる結果となりました。

2. 経済の低成長: 日本の経済成長率が低下しているため、金融機関は融資先を見つけにくくなり、預金の需要が高まりました。
このような需要過多の状況下では、金利を引き下げて預金者を引きつける必要が生じます。

3. デフレーションの影響: 日本では長期間にわたりデフレーションが続いており、物価が下落傾向にあるため、金利水準が低くなりがちです。
デフレーションが進むと、消費者や企業は将来の物価下落を見込んで貯蓄を増やし、金利が低い預金を選択する傾向が強まります。

これらの要因が組み合わさり、日本の預金利率が低下したと考えられます。低金利環境は消費や投資を促進する一方で、預金者には収益の減少をもたらしています。

一方で海外の預金の利率が高い理由はいくつかあります。

1. 競争: 海外の銀行や金融機関は、競争力を高めるために高い利率を提供することがあります。
市場における競争が激しい場合、銀行は預金者を引き付けるために利率を引き上げることがあります。

2. 需要と供給: 一部の国や地域では、預金の需要が供給を上回ることがあります。
この場合、銀行は利率を上げて預金者を引き付け、資金を調達しようとします。

3. 経済状況: 一部の国や地域では、経済状況や金融政策によって利率が変動することがあります。
高インフレーション率や通貨の不安定性がある場合、銀行は高い利率を提供して預金者の信頼を得ようとすることがあります。

4. 通貨の価値: 一部の国や地域の通貨が外国為替市場で高い価値を持つ場合、銀行は外貨預金に高い利率を提供することがあります。これは外貨を調達しやすくするためです。

これらの要因が組み合わさり、海外の預金の利率が高くなる場合があります。ただし、高い利率はリスクも伴う場合があり、預金者はリスクを考慮して投資を行う必要がありますね。

人脈の受け継ぎ

富裕層はそれ自体を取り巻く人脈が代々と引き継がれていくことがあります。

富裕層の資産をどのように継承していくのか考えたときに、それを何百年も継続していくためには信頼できる人材であると同時にトラストで定められた通りに執行しなければならないため、執行人も継続し、さらに機能する信頼がある機関を指定する必要があります。

子どもに資産を継承するためにはきちんと受け継いでいくための仕組みが必要だと言うことです。

英国領のタックスヘイブンであるジャージー島のトラストは何百年もの間続いているものも珍しくないです。

ジャージー島のトラストの仕組みをいくつか紹介したいと思います。

1. 永続トラスト:永続トラストは、信託契約によって設立され、その効力が一定の条件が満たされる限り永続するものです。受益者や目的が明確に定義されており、長期間にわたって信託財産を管理するために使用されます。

2. 無記名トラスト:無記名トラストは、信託契約の中で受益者の身元が明らかにされないものです。これにより、受益者のプライバシーを保護することができます。ただし、法的な要件に従って情報を提供する必要がある場合があります。

3. 慈善トラスト:慈善トラストは、慈善目的のために設立されます。この種のトラストでは、信託財産が特定の慈善団体や慈善事業に提供され、その利益が慈善活動に利用されます。

これらは一般的なジャージー島のトラストの種類の一部ですが、さまざまな目的やニーズに応じてさまざまな種類のトラストが設立されることがあります。

その他には遺産に関するトラストや非居住者トラストなどがあります。

こうしたトラストも代々受け継ぐ執行人がいるからこそです。

次世代への資産継承

富裕層と大衆の違いはなんなのか。
それは自分の所有している資産をしっかりと次世代への継承しようとするのが、富裕層です。
反対に『今だけ』『自分だけ』と今を生きることにフォーカスしているのが、大衆です。

自分のことは自分でなんとかしなさいという無責任な考え方では一生その一族は繁栄しません。
資産継承の仕組み、資産形成の考え方など次世代への継承していかなければ今だけを生きていく悲しい人生になります。
『父が無知だと貧乏になる、母が無知だと病気になる』という言葉が存在するようにお金や健康は家庭で養われていきます。

富裕層が富裕層なのは金融リテラシーを身につけ、それを実践して、次世代へ繋いでいくからです。

現在の日本では『貯蓄から投資』へという考え方が根付いてきましたが、諸外国に比べてもまだまたその域に届きません。

欧米では親世代が投資で成功しているのを子どもは見て育つため、自然と金融環境が家庭内で醸成されます。
しかし日本では、投資は怖い物であるという先入観から悪循環がいまだに残っています。

今を生きるわれわれが金融リテラシーを高め、成功していく姿を見せる事で次世代にも良い環境が引き継がれていくはずです。

まとめ

①人脈の受け継ぎ
②家庭内で金融リテラシーを身につけて次世代への資産継承をしよう


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