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芸術と生のアナキズム展 近代 現代 近年中に
写真は「白 色」
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2025/02/14 初稿
2025/02/22 追記修正
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「攻殻機動隊 笑い男 版画展示販売会」から「生のアナキズム展」に。豊田市内で素早く移動したにこは豊田市美術館に到着した。
・豊田市美術館 現着
美術館庭園には能楽堂? 木製の舞台が組み上げられ、美術館入り口には「中華そば」という暖簾が掛けられ、これまでにない展開が連続していく。今にして思えば本展は入り口からして現在の今後を予見させるものであった。就中現在進行形を掌るということは、今現在の前後が現れるもので、作り手も鑑賞側も渦中では見ていなかったが、実は既に目にしていた。ということは多く、こうして本展を取り上げ、執筆中に「あっ、そういうことか」と気付かされることは多々生じた。
マルガレーテ・ラスベ
ヴィデオミエル
1995/2024年
モニター / 蜂の巣
暖簾を潜ると、天井から数台のモニターが吊り下げられている。近づいてみると囁くように何かが聞こえるが、画面の上から蜂の巣が覆われ、何が映っているかを知ることは出来ない。
「仮に画面に何かが映っていたとしても、私達は正しく理解出来ているだろうか?」
蜂の巣から類推する「はちみつ」は、人は見たいものを見るにふさわしいモチーフ。ジェンダーのあらましにも足り得る。
また、蜂の巣のハニカム構造を取り入れた物は数多く、デジタルカメラのイメージセンサーに使われた物もあるようだ。つまり、映し出す物と映し入れる物が逆転し、組み合わさられている。映像だけではない。食料貯蔵庫兼住居を担う蜂の巣は暮らしそのものだ。
「どうせ生肉とかあるんだろうな」10代の頃、通ったレコード屋と、その近辺を思い起こし、展示室に入ると……。
「こ……これは!」
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