【FX】先週の振り返り&今週(9/16~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(9/9~9/13)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 決め打ち難しく、リスクオフでもオンでもうまく流れに乗ることを意識。

※ 詳細は下記記事にて。

先週注目の米CPI・コアCPIは、前年比は市場予想通り、コアCPIの前月比のみ市場予想をわずかに上回った結果、FOMCでの50bp利下げ織り込みが剥落し、ドル売りの巻き戻しが入った。

ただし、ドルの上値は重く、翌9/12のECB金融政策決定会合(市場予想通りの利下げ)、米新規失業保険申請件数(市場予想よりやや弱い)を通過しドル売り再開。

さらに、ニック・ティミラオス氏による、FRBが利下げ幅を決めかねているというヘッドラインで、50bp利下げの織り込みが復活しドル売りが加速。

一週間で見ると、ドルストレートの多くは上下に振られ方向感がでなかった。

円は先週も強く推移し、ドル円・クロス円は戻り売りが入る展開。
とくに対ドル、スイス、カナダで強く、ドル円は年初来安値の140.27円、スイス円も165.57円と年初来安値を更新した。

先週のトレードは、引き続きドル円、ユーロドル、ユーロ円を細かく短期トレード。

ドル円、クロス円は基本戻り売りだが、1日の値幅が大きく戻りのタイミングも取りづらいため、枚数を調整しリスク量を下げて欲張らないトレードを意識した。

今週(9/16~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

9/16(月)
NY連銀製造業景気指数
9/17(火)
加CPI、米小売売上高
9/18(水)
英CPI&PPI、米FOMC&議長会見
9/19(木)
NZ第2四半期GDP、豪雇用統計、英金融政策決定会合、米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数
9/20(金)
日全国CPI、日銀金融政策決定会合&総裁会見、英小売売上高、BOC総裁発言、加小売売上高、ECB総裁発言

今週の一番の注目材料は米FOMC。

現在の利下げ織り込みは、25bpが50%、50bpが50%と割れていて、どっちに転ぶかわからない状態。

個人的には25bp利下げのイメージだが、もちろん決めつけは禁物。

週前半は、またリーク記事報道が出れば、ドルが振られる展開をイメージ。
FOMCでの利下げが25bpであればドル買い、50bpであればドル売りと素直な動きを想定。
いよいよ米国でも利下げ開始につき、FRB議長の会見や、株式市場の反応など、今回のFOMCは非常に重要となる。

週末には日銀金融政策決定会合も控えるが、今回は7月にサプライズ利上げを行ったこともあり、動向見極めで金利据え置きの可能性が高い。

日銀総裁会見では、とくに新しい発言は出なさそうだが、会見後の欧州勢の動きが円買いとなるか円売りとなるかを注視したい。

今週のトレード戦略は、ドル円・クロス円は戻り売り目線。
ただし、戻り売りのタイミングがあまりしっくりしていないので、エントリータイミングをしっかり見極め、資金管理にも気をつけたい。

ドルストレートは、FOMC前のヘッドラインや利下げ幅次第で、流れに乗るイメージ。

基本は短期トレードを継続で、繊細なトレードを心がける。

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