【FX】先週の振り返り&今週(1/27~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(1/20~1/24)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
まずは様子見。トランプ大統領の発言やマーケットの動きを見てから。
※ 詳細は下記記事にて。
先週=米大統領就任式と言っても過言ではなく、トランプ大統領の就任式での言及、とくに各国に対する関税についてマーケット参加者は固唾をのんでいた。
就任式前にWSJによる就任初日に関税発動なしとの報道で、ドルロングの巻き戻しが入り、実際に具体的な関税率について言及がなかったことで、ドル売りが加速。
とくにこれまで売られ続けていた、ユーロやポンドの反発が強く、対ドルだけではなく、ユーロ円やポンド円も上昇した。
マーケットはカナダ、メキシコ、中国に対する大幅な関税引き上げを織り込んでいたが、想定よりも強硬的な姿勢ではなかったことから、これまでのドル買いポジションの巻き戻しが起きたと思われ、ドルインデックスも週足で大陰線となった。
週末の日銀会合での利上げ有無も注目されていたが、すでに25bpの利上げがほぼ織り込まれていたこともあり、日銀会合を待たずに週初めから円売りの流れとなった。
ドルストレートとクロス円でドル売り円売りが進んだが、ドル安・円安につきドル円は横ばい。上値は重く157円台には届かないものの下値も堅く、155円台割れはすぐに買いが入る展開だった。
先週のトレードは、円は日銀の利上げ織り込みが進んでいたことで、sell the factを想定していたが、円売りの動きが週初めから起きたことであまりうまくトレードできず。
ユーロドルとユーロ円を少し短期でトレードしたが、収益は微益。
ドル円155円後半のロングと、ユーロドル1.04台前半のショートをホールド中。
今週(1/27~)の相場観・トレード戦略
注目の経済指標は下記のとおり。
1/27(月)
ECB総裁発言
1/28(火)
SNB総裁発言
1/29(水)旧正月入り
BOJ議事要旨、豪第4四半期・12月CPI、BOE総裁発言、BOC金融会合&総裁会見、FOMC&議長会見
1/30(木)
氷見野日銀副総裁発言、仏・独・欧・米第4四半期GDP、ECB金融会合&総裁会見、米新規失業保険申請件数
1/31(金)
都区部CPI、加GDP、米PCE・コアデフレーター
その他、アメリカ主要企業の決算発表が続き、月末週にもなる。
今週はFOMCは控えるが、金利据え置きで織り込み済みで材料に乏しいが、米新政権に移行後初のパウエルFRB議長会見なので、今後の見通しに新たな言及があるかどうかに注目。
ビッグイベントの大統領就任式から一週間が経過、日銀会合もコンセンサス通り25bpの利上げとなり、今後はトレード材料が乏しい。
トランプ大統領が関税に関する新たな言及をすればマーケットも動意づく可能性があるが、これらは突発的に出るものなので決め打ちはできない。
ドルの動向はまだ読めづらいが、円は中長期で売り方向のイメージ。
25bpの利上げ直後なので、次の利上げは最短でも夏前くらいとみるマーケット参加者が多そうで、実際にドル円・クロス円が押したところは買いが入り底堅い動きになっている。
したがって、今週のトレード戦略は、ドル円・クロス円を押し目買い。
ドル円はレンジが続くイメージなので、155円下では丁寧に拾っていく。