【FX】先週の振り返り&今週(11/11~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(11/4~11/8)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 米大統領選の結果が出るまで基本様子見。

  • 資金管理に気を付けて慎重に。

※ 詳細は下記記事にて。

先週の週明けは、レッドステートの1つ・アイオワ州の世論調査で、ハリス氏優勢とのヘッドラインにより、早朝からドルストレートはドル売り方向で窓を空けてスタート。

その後は大統領選を控え、開けた窓を埋めに行くような動きは起きず、どちらかというとドルは軟調に推移。

しかし、大統領選の開票が始まる日本時間11/6になると、9amからトランプトレードが入り始めドル全面高。

スイング・ステートの優劣はまだ出ていない状況だったが、約2時間でドル円は151.27円から154.33円まで3円急騰、ユーロドルも1.0936から1.0746と190ポイント下落と、トランプ氏勝利に賭けた動きが炸裂。

ただし、トランプ氏再選の確定後は、ドル円は154.71円で上げ止まり、ユーロドルも一時1.06台に突っ込むも、滞空時間は1時間弱で反発。
推測に過ぎないが、短期的なドルのbuy the rumor sell the factのような動きだった。

米大統領戦の前後では、ドルストレートで大きく上下に乱高下をしたが、一週間で見ると、ユーロドルとドルスイス以外はわずかにドル買いが進んだ程度だった。

先週のトレードは、戦略通り米大統領選挙戦の結果が出るまで様子見。

スイング・ステートの優劣が出る前に、トランプトレードの大きなドル買いが入っていたが、勢いも激しくヘッドライン次第では大きなアンワインドの可能性もあったので、初動から乗れないこのタイミングでは乗らず。

日本時間の11/6夜や翌7日にかけて、相場がやや落ち着いたところで、ユーロドルとユーロ円を少しトレードしたが、相場が読みづらかったためデイトレのみ。

今週(11/11~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

11/11(月) 米・カナダ祝日
日銀金融政策決定会合における主な意見の公表
11/12(火)
英失業率&失業保険申請件数
11/13(水)
米CPI
11/14(木)
RBA総裁発言&雇用統計、ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、PPI、ECB総裁発言、FRB議長発言
11/15(金)
BOE総裁発言、日第3四半期GDP、英第3四半期GDP、米小売売上高

その他、米企業決算とFRB高官発言が多数つづく。

今年の一大イベントだった米大統領選や、FOMCも通過したことで、今週はやや一服感。

米CPI・PPIの発表などはあるが、今後はトランプ次期大統領の一挙手一投足に、マーケットは一喜一憂する展開になっていくと思われる。

米大統領選の前後ではドルを中心に大きく上下に動いたものの、まだ方向感は出てなく、マーケットは今後の第2期トランプ政権の動向を見極めている段階のように感じる。

ただし、ドル・ユーロ・円の動きを見ると、ユーロの弱さが顕著で、ユーロドルやユーロ円には下げバイアスがかかっている。

ユーロドルは一旦1.0680付近で下げ止まってはいるが、戻り売りを狙っているプレイヤーも多いので、ブレイクするかに注目。

円はドル円に引っ張られる形で多くのクロス円でも上伸し、ドル円は大統領選直後から155円台乗せを2度トライしたが、三村財務官の牽制発言も入りピークアウト。
ドル円は152円台をキープしているが、ユーロ円は164円台後半のサポートや200日移動平均線も下抜け、その他のクロス円では大統領選前の水準まで行って来いとなっている。

今週のトレード戦略は、ドル円・ユーロドル・ユーロ円を中心に。

ユーロドルは売り目線だが、1.08台まで戻ったところを売りたい。
ドル円は11/6安値151.27を下抜けるまでは、押し目買い目線。

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