【FX】先週の振り返り&今週(6/10~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(6/3~6/7)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
引き続き中長期の円売り目線で、押し目待ち。
週序盤は欧米勢の動きを見てから。
※ 詳細は下記記事にて。
先週一週間のマーケットの動きをまとめると、、、
6/3(月)の米ISM製造業景況指数は、市場予想を下振れしドル売り。
6/4(火)の欧州時間に入り、インドやメキシコの選挙結果などがリスクオフの動きとなり、円全面高の流れ。
米JOLTS求人は市場予想を大きく下回り、発表直後はドル売りも勢いは続かず。
6/5(水)のアジア時間は、前日の円高が一服し、一転円売りの動き。
ADP雇用統計は、市場予想を下回るも市場反応は限定的。
BOCは市場予想通り、G7で初となる25bp利下げ。
米ISM非製造業景況指数は、市場予想を上回りドル買い。
6/6(木)のECBは、市場予想通り25bpの利下げ。
6/7(金)の米雇用統計は、NFPが市場予想を大きく上回りドル全面高となった。
ここ数週間弱かった米ドルだが、ISM製造業景況指数、JOLTS求人、ADPでは市場予想よりも弱い数字が出たものの、週初めのISM製造業景況指数の発表後以外は、ドル売りの反応は限定的。
逆にISM非製造業景況指数、雇用統計の強い数字にはドル買いで反応し、とくにNFPが市場予想を大きく上回ったことで、一気にドルが買われて週を引けた。
先週のトレードは、リスクオフで円が買い戻されたところで、ドル円を154円後半から155円ミドルで拾い、156円前半で利食い。
ユーロ円は、168~9円台で拾って、欲張らずに50ポイントで利食いしながら回転。
その他、ユーロドルを1.09を背に、ショートで何回か細かく回転させた。
今週(6/10~)の相場観
注目の経済指標は下記のとおり。
6/10(月)
とくになし
6/11(火)
英雇用統計
6/12(水)
日銀国債買い入れオペ、米CPI、FOMC
6/13(木)
豪雇用統計、米PPI、米財務長官発言
6/14(金)
日銀金融政策会合、ミシガン大消費者信頼感指数、ECB総裁発言
今週もっとも注目の経済指標は、6/14(金)の日銀会合。
FOMCもあるが、先週のNFPが強かったことで、マーケットのコンセンサス通り金利据え置きで波乱なしのイメージ。
むしろ、FOMC前に発表されるCPIの方がマーケットの材料になりそう。
日銀はコンセンサスは金利据え置きだが、万が一サプライズ利上げがあれば円の大きな買い戻しが入ると思われる。
JGBの買入金額の減額程度であれば、マーケットの反応は限定的とみる。
植田日銀体制になってからは、基本的に事前にリーク記事が流れるため、突発的なヘッドラインには注意。
最近は円売りの勢いが弱まっており、投機筋の円売りポジションも少しずつ減少、テクニカル的にもクロス円はやや大きめの調整が入ってもおかしくはない。
日銀のサプライズ利上げ、大幅なJGB買入額の減額、総裁のタカ派発言などがあれば、それをトリガーに円買いの流れを引き起こす可能性はある。
ただし、植田総裁会見がハト派な内容であれば円売り再開となるイメージなので、日銀会合の結果&総裁発言とマーケットの動きを注視したい。
今週(6/10~)のトレード戦略
中長期でドル円クロス円の押し目買い目線は変わらず。
ただし、金曜に日銀会合を控える中、突発的なヘッドラインが入る可能性も高いので、安易にエントリーせず慎重に立ち回りたい。
今週は、米CPI、FOMC、日銀金融政策発表はあるが、その他は材料が乏しいので無理せず。
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