【FX】先週の振り返り&今週(10/7~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(9/30~10/4)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
ドル円・クロス円メインで短期で下方向。
スイングポジションは押し目買い。
※ 詳細は下記記事にて。
先週は自民党総裁選後の動きから、短期的に円高のイメージだったが、見事に裏切られ、ニュースのヘッドラインで上下に大きく動くタフな一週間となった。
先週の週明け9/30は月末・四半期末で、アジア時間は自民党総裁選の結果を受けた円買いの動きだったが、欧州時間に入ると一転して円売りの動きで、ドル円・クロス円は上昇。
翌10/1は、イランのイスラエルに対する報復砲撃のヘッドラインで、リスクオフのドル買い円買いの流れ。
10/2は、石破総理の「今は追加利上げをする環境にない」発言で、円全面安。
10/4の米雇用統計は、失業率もNFPも市場予想よりも非常に強い結果となり、マーケットはドル全面高、円全面安で反応。
ドル円は8/16以来の149円にタッチ、ユーロドルも8/16以来の1.10を下抜け1.09台で引けた。
先週のトレードは、短期的にドル円・クロス円で下を見ていたのでユーロ円・オージー円をショートで回したものの、踏みあげられてカットが続いた。
その後は、ドル円・ユーロ円をロングで少し回転させたが、それほどうまくは乗れず収支はトントンだった。
今週(10/7~)の相場観・トレード戦略
注目の経済指標は下記のとおり。
10/7(月)
とくになし
10/8(火)
RBA議事録公表
10/9(水)
RBNZ金融政策発表、FOMC議事録公表
10/10(木)
米新規失業保険申請件数、米CPI
10/11(金)
加雇用統計、米PPI、ミシガン大消費者信頼感指数
その他、FRB高官発言が多数つづく。
今週は米CPIなどの米経済指標がトレード材料となるが、なかなか立ち回りが難しい。
まず、1カ月以上増加してきたシカゴ通貨先物の円買いネットポジションは、10/1時点で5.6万枚とやや減少。
10/2の石破総理の発言を機に円売りが進んだことから、円買いポジションはさらに減少していると思われ、円高期待のポジションはやや修正されたと思われる。
FF金利の利下げ織り込みの中央値は、米雇用統計を通過し年内残り2回の50bp程度と、年3回分の過度な利下げ織り込みも修正された。
これらを考えると、ドルと円のポジションの傾きは小さくなっていると思われる。
また、現在のマーケットをざっくり整理すると下記のようになる。
米株式市場は堅調
中国の景気刺激策により、中国株も堅調
アメリカは11/5に大統領選
日本は10/27に衆院選
これらを考慮すると、ドル円・クロス円は底堅く推移するイメージ。
ただし、突発的なヘッドラインには注意が必要で、中東情勢の変化、日本政府の要人発言などは想定しておきたい。
これらを踏まえると、今週のトレード戦略は、中長期でドル円・クロス円を押し目買い。
ただし、先々週の見立てと変わらず、上昇トレンドが続くというよりはレンジ相場で上下に行ったりきたりのイメージなので、高いところで買わずヘッドラインなどで下げたところを拾いたい。
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