【FX】先週の振り返り&今週(11/4~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(10/28~11/1)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
ロットを抑えて、ドル円・クロス円を押し目買い。
※ 詳細は下記記事にて。
先週は衆院選の与党大敗を受けて、ドル円・クロス円は上に窓を開けてスタート。
ドル円は153.87円まで上昇、10/29も153.86円まで高値トライをするも、154円台には乗せられず、7/3高値と9/16安値の61.8%戻し(153.50前後)で上値を止められた形となった。
10/31の日銀会合は、市場コンセンサス通り金利据え置き。
注目は植田総裁会見で、これまでは会見後に円安の動きが加速することが多かったが、今回はその点に注意を払っていたのか、非常に慎重に発言している印象。
とくに、これまで繰り返し発言していた「為替の円安に伴う物価情勢への分析に時間的余裕がある」という文言を、「アメリカの経済状況が落ち着いてきたことから今後は使わない」と明確に発言したことで、マーケットは円買いで反応した。
月末フローは、10月はドル買いが進んだこともあり、市場参加者の中ではドル売り、とくにユーロドルの反発調整との声があったが、ユーロドルは1.088まで戻した。
月初11/1には米雇用統計の発表があり、NFPは市場予想を大きく下回る内容で発表直後はドル売りで反応したが、すでにハリケーンの影響が出るとの見方が一部であったためか、ドルストレートは全戻しとなった。
先週のトレードは、戦略どおりロットを抑えてドル円・ユーロ円を短期でロング回転。
ドル円は151.80前後で何回かサポートされていたので、米雇用統計後の下げ時に拾うことも考えたが、週末&米大統領選も控えるので見送った。
今週(11/4~)の相場観・トレード戦略
注目の経済指標は下記のとおり。
11/4(月)
RBNZ金融安定報告書公表
11/5(火)
RBA政策金利・声明発表・四半期金融政策報告・総裁会見、米ISMサービス業景況指数
11/6(水)
NZ第3四半期失業率&就業者数、BOJ議事要旨公表、ECB総裁発言、米大統領選結果判明
11/7(木)
BOE政策金利・声明発表・議事録公表・四半期金融政策報告・総裁会見、米新規失業保険申請件数、FOMC政策金利・声明発表・FRB議長会見
11/8(金)
加雇用統計、ミシガン大学消費者信頼感指数
その他、米企業決算が多数つづくが、今週は米大統領選の結果が判明する日本時間の6日(水)がもっとも重要。
米大統領選を控え、トレードするのであればスキャルピングかデイトレードの短期トレードのみで、スイングトレードは結果判明とそれに伴うマーケットの反応をよく見てから。
現状を整理しておくと、
10月はトランプトレードでドル買いが進む。
今週のFOMCでの利下げ25bpを織り込み済み。
12月FOMCでは25bpの利下げを82.7%織り込み済み。
9/16以降円売りが進む。
9/20の日銀会合で出た「利上げに時間的猶予」発言を10/31に否定。
IMMシカゴ通貨先物の円のネットポジションは、売り越しに転換。
すべては米大統領選次第で、さまざまな報道があるが、結果も値動きもまったくイメージできず。
したがって、マーケットの反応を見ながら適時うまく対応するしかない。
大統領選後はボラを伴って上下にやることが多いので、資金管理を含めて慎重に状況を見極める必要がある。
今週のトレード戦略は、米大統領選の結果が出るまでは基本様子見。
各スイングステートの結果が出てくるたびに、ドルストレートは上下に激しく動くことが想定されるため、資金管理に気を付けて慎重にトレード。無理をしないことを心がける。
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