【FX】先週の振り返り&今週(7/15~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(7/8~7/12)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 引き続き中長期でドル円・クロス円を押し目買い。

  • 機会があれば短期で細かくトレード。

※ 詳細は下記記事にて。

先週の注目材料だった米CPIは、CPI・コアCPIともに市場予想を下振れし、初動はドル売り。

その10分後、本邦当局による円買い介入のような動きが入り円全面高。
ドル円は157.41円まで約4.4円、ユーロ円は171.55円まで約3.9円、その他ポンド円約4.3円、オージー円約2.4円、スイス円は約3.5円下落と、クロス円も大きく下落した。

その後、ドル円は159円ミドルまで反発したが、翌7/12の東京時間朝に日銀による対ユーロでレートチェックが入り、ドル円・クロス円は前日安値水準まで再下落。

同日22時過ぎに、再度円買いの動きとなり、ドル円・クロス円は直近安値水準まで下落した。

先週のトレードは、ドル円急落後に158円後半で買い、159円ミドルが重かったため、159円前半で利確。

ドル円ロングを157円後半から158円前半で、ユーロ円ロングを172円前半で少額ホールド中。

今週(7/15~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

7/15(月)
FRB議長発言
7/16(火)
加CPI、米小売売上高
7/17(水)
NZ第2四半期CPI、日銀国債買い入れオペ、英CPI、米ベージュブック
7/18(木)
豪・英雇用統計、ECP金融政策会合&総裁発言
7/19(金)
日全国CPI

その他、米企業の決算発表や、米FRB高官の発言が続く。

先週の円買いの値動きは大きかったが、ここ1~2週間円買い調整の動きを警戒していたので想定の範囲内。
テクニカル的にはあくまで調整の範疇で、円安トレンドは変わらず。

ただし、下記を踏まえるとこれまでのモメンタムが変わる可能性がある。

  • 月末に日銀金融政策を控える

  • 日本政府や経済界から円安懸念の声が大きくなっている

  • アメリカのインフレと景気減速が見えてきたことによる利下げ観測

  • 投機筋の円売りネットポジションが史上最高水準

  • マーケット参加者のほとんどは円売り目線

仮に今月末の日銀金融政策で、市場参加者が想定していない、利上げ&国債買いオペ額の大幅減額といった大胆な政策変更になった場合、一気に円売りポジションのアンワインドが発生する可能性が高いとみる。

本邦当局も、大胆な政策変更以外に今の円安トレンドを止める手段はないと認識しているはずなので、米利下げが見え始めてきたこのタイミングで大きく動く可能性は十分ある。

キーとなるのは投機筋の動きなので、ドル円・クロス円の押し目買いが強いのか、戻したところで円売りポジションをクローズする動きが多くなるのか動向を注視。

週明けはドル円・クロス円を少し拾いながら、値動きを見て買い増しor撤退の判断をして、慎重に立ち回りたい。

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