【FX】先週の振り返り&今週(9/30~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(9/23~9/27)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
短期でドル円・クロス円の買い方向だが、押し目を丁寧に拾いたい。
ドルはどちらかといえば買い目線だが、ドル円・クロス円メインで。
※ 詳細は下記記事にて。
先週の為替マーケットは、ユーロ圏の製造業・サービス業PMIが弱かったことでユーロ売りでスタート。
24日(火)に植田総裁が再び「利上げに時間的猶予あり」と発言したことで、先々週の日銀会合後の円売りが再開し円全面安。
円が最弱、ユーロも弱く、ポンドやオセアニア通貨が堅調。株式市場や暗号資産も買われリスクオンの展開が続いた。
さらに、27日(金)の自民党総裁選を控え、日銀の利上げ牽制発言をしていた高市氏の当選が有力視されてくると、円売りが一気に加速し、決選投票の結果発表までは円が叩き売られた。
しかし、石破氏が逆転当選を果たすと、わずか5分程でドル円やユーロ円は約3円暴落と、これまでの円売りが逆流し、一気に円全面高の動きとなった。
先週一週間で見ると、じりじりと円が売られたが、最終的にはドル円・クロス円は週足でトンカチで引けた。
先週のトレードは、ドル円・ユーロドル・ユーロ円を短期トレードのみ。
短期トレードだったため、ドル円・クロス円が上昇していく局面で大きく利益は出ていないが、総裁選後の暴落に巻き込まれずに済んだ。
今週(9/30~)の相場観・トレード戦略
注目の経済指標は下記のとおり。
9/30(月) 月末・四半期末
独CPI、ECB総裁発言、FRB議長発言
10/1(火)
日第3四半期日銀短観、日銀金融政策決定会合の主な意見公表、豪小売売上高、欧CPI、米ISM製造業景況指数、JOLTS求人、SNB総裁発言
10/2(水)
米ADP雇用統計
10/3(木)
豪貿易収支、野口日銀審議委員の発言、米新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数
10/4(金)
米雇用統計
その他、FRB高官発言が多数つづく。
今週は注目の経済指標発表が多いが、30日(月)は月末&四半期末、先週末の自民党総裁決定後を消化する動きなど、不確定な要素が多いため、週明けはまずは様子見。
テクニカル的には、クロス円は7月からの下落トレンドから2番底をつけ反発したものの、27日(金)の大陰線で調整終了を示唆し、レンジの上限を確認したように見える。
ドル円は9/3高値を越えられず、50日移動平均線に綺麗に頭を抑えられ、下落トレンド継続となる。
ただし、株式市場や米大統領選を控えるスケジュールを考えると、株のパフォーマンスの悪い9月を通過するとリスクオンが続きやすい。
今後の円の動向は、石破氏が次期首相になることで過度な円安の動きは抑制され、米利下げのペースと日銀金融政策を見据えた動きとなるだろう。
今週のトレード戦略は、ドル円・クロス円をメインに、短期的に下方向。
ただし、8/5の安値を下に掘っていくほどの勢いはないと想定するので、押したところはスイングポジションで買い目線とする。
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