【FX】先週の振り返り&今週(12/16~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(12/9~12/13)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 引き続き、ユーロ売り目線。

  • リスクオフの展開になれば、オージーやキウイの売り

※ 詳細は下記記事にて。

先週の週明けは、日経の日銀利上げ観測後退の記事で、円全面安でスタート。

シリアのアサド政権崩壊や、韓国の政治的混乱によるマーケットの反応を注視していたが、リスクオフの動きとはならず。

逆に、中国当局が来年の金融政策を適度に緩和的にするという発表で、オセアニア通貨は買われたが、その流れも続かなかった。
なお、RBAは金利据え置きだったが、声明文はハト派だった。

さらに、BOC、SNB、ECBの金融政策発表が続く中銀weekだったが、BOCは市場予想通りの2会合連続50bpの利下げ。

SNBは市場予想以上の50bpの利下げで、政策金利は0.50%へ。
ECBは市場予想どおりの25bpの利下げで、声明文やラガルド総裁の会見はハト派だった。

ただし、先週マーケットをけん引したのは円で、12月の日銀の利上げ観測が後退といったヘッドラインが続いたことで、ドル円・クロス円は堅調に推移。
ドル円は一週間で4円強上昇、ユーロ円も約3.7円上昇と円売りが顕著だった。

先週のトレードは、ユーロドルはショート回転、ユーロ円は臨機応変にデイトレしたが、週末のユーロ円が想定以上に上昇したことで、収益はややマイナスで終わった。

今週(12/16~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。
12/16(月)
ECB総裁発言、仏・独・欧・英・米製造業サービス業PMI、BOC総裁発言
12/17(火)
英失業率・失業保険申請件数、米小売売上高、加CPI
12/18(水)
英CPI、米FOMC・FRB議長会見
12/19(木)
日銀金融政策決定会合・日銀総裁会見、NZ第3四半期GDP、BOE金融政策決定会合・議事録公表、米新規失業保険申請件数
12/20(金)
日全国CPI、英・加小売売上高、米PCEデフレータ・コアデフレーター、

今週はクリスマス休暇前の今年最後といえる週で、FOMCと日銀金融政策決定会合を控える。

市場コンセンサスは、米FF金利は25bpの利下げ、日銀は金利据え置きでほぼ織り込まれているといえる。

12/10時点でのIMMポジションは、NET2.5万枚の円買いとなっているが、週後半も円売りの動きが続いていたため、円ロングポジションはある程度解消されていると思われる。

金利動向は事前に織り込まれているので、FOMCではドットチャートやパウエルFRB議長の発言、植田日銀総裁の今後の利上げに関する言及の方が材料視されそう。

FF金利の利下げ打ち止め示唆があるか、日銀の来年1月利上げを示唆する発言があるかが今年最後のトレード材料となりそうなので、しっかり注視してうまく対応したい。

今週のトレード戦略は、短期トレードをメインで。

中長期でユーロは売り目線でかわらずだが、安心感があるのはユーロドルの戻り売り。

ドル円・クロス円は追いかけて買いたくはないが、押し目買いのイメージ。
クリスマス前にもう少しトレードしたいところだが、休暇前・年末なので無理せずに。

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